BMW、ジープ、VW…今買い時!! 旧型のお値打ち輸入中古車6選

BMW、ジープ、VW…今買い時!! 旧型のお値打ち輸入中古車6選

 新型が出たばかりの輸入車は、フルモデルチェンジしたばかりで、さすがに手が出ない。しかも、特にドイツ車は、デビューしてから1~2年は熟成されていないため、装備充実の先代モデルの最終型を買う輸入車通もいるほどだ。

 なかには5ナンバーサイズの先代ポロやFRのBMW1シリーズといった、新型よりも旧型の方がよかったかもしれない……、というモデルも存在する。

 そこで、2018~2019年にフルモデルチェンジ(以下FMC)を行った現行モデルの「先代モデル」にスポットを当て、値落ちの目立つ輸入中古車を選んでみた。

文/萩原文博
写真/ベストカー編集部 ベストカーWeb編集部

【画像ギャラリー】お買い得な先代モデルの輸入中古車6選の詳細写真


6代目BMW3シリーズ:2012年1~2019年3月

2012年1月に発売された先代F30型3シリーズ。ボディサイズは全長4624×全幅1800×全高1329mm。全幅は本来1811mmだが日本仕様はドアノブを改良し、日本の機械式駐車場の幅に合わせて1800mmとした。写真はラグジュアリーライン。2014年8月には320iセダンの6速MT車を除く3シリーズセダン/ツーリングに、ミリ波レーダーセンサーにより前方の車両との車間距離を維持しながら加減速を行い、低速走行時には車両停止までコントロールする「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」を標準装備したのがポイント
2012年1月に発売された先代F30型3シリーズ。ボディサイズは全長4624×全幅1800×全高1329mm。全幅は本来1811mmだが日本仕様はドアノブを改良し、日本の機械式駐車場の幅に合わせて1800mmとした。写真はラグジュアリーライン。2014年8月には320iセダンの6速MT車を除く3シリーズセダン/ツーリングに、ミリ波レーダーセンサーにより前方の車両との車間距離を維持しながら加減速を行い、低速走行時には車両停止までコントロールする「アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)」を標準装備したのがポイント
F30型シリーズは標準車、ラグジュアリーライン、モダンライン、スポーツラインの4種類のバリエーション。これに加えて写真のMスポーツをラインナップ。中古車市場でもMスポーツは人気だ
F30型シリーズは標準車、ラグジュアリーライン、モダンライン、スポーツラインの4種類のバリエーション。これに加えて写真のMスポーツをラインナップ。中古車市場でもMスポーツは人気だ
2015年9月のマイナーチェンジではLEDヘッドライト、LEDフォグランプを全車に標準装備。LEDヘッドライトでは伝統の丸型4灯デザインをベースに上下がカットされたコロナリングスモールライトを備えるとともに、LEDターンインジケーターをヘッドライト上部にレイアウトし、よりシャープな顔立ちとした。また、左右に大きく広がるエアインテークを備えた新デザインのフロントエプロンを採用したほか、L字型リアコンビランプにもLEDが与えられている
2015年9月のマイナーチェンジではLEDヘッドライト、LEDフォグランプを全車に標準装備。LEDヘッドライトでは伝統の丸型4灯デザインをベースに上下がカットされたコロナリングスモールライトを備えるとともに、LEDターンインジケーターをヘッドライト上部にレイアウトし、よりシャープな顔立ちとした。また、左右に大きく広がるエアインテークを備えた新デザインのフロントエプロンを採用したほか、L字型リアコンビランプにもLEDが与えられている

 まず紹介するのはBMW3シリーズセダン。ご存じのとおり、BMW3シリーズは欧州Dセグメントセダンのベンチマークとなるスポーティセダンだ。F30型と呼ばれる先代3シリーズは2012年1月(導入当初は328i)に日本市場に導入。

 「デザインライン」というコンセプトを取り入れて、専用の外観と内装を組み合わせた4タイプを設定したのが特徴だ。

 ボディサイズは全長4625×全幅1800×全高1440mmで、日本専用のドアハンドルを採用することにより全幅を1800mmに抑えて、立体駐車場に対応させている。

 搭載するパワートレインは多彩で、2L、直4ターボ+8速ATをはじめ、アクティブハイブリッドと呼ばれる3L、直6ターボ+モーター+8速AT、2L、直4ディーゼルターボ+8速AT、そして2016年10月には1.5L、直3ターボ(318i)も追加された。駆動方式も2WD(FR)だけでなく、4WDも設定されているのが特徴だ。

 現在、先代3シリーズセダンの中古車の流通台数は約990台で、3カ月前の約1150台から160台も減少している。

 中古車の平均走行距離は3カ月前そして現在も約2.9万km付近を横這いで推移しているが、平均価格は3カ月前の約229万円から約217万円へと値落ちしている。

 現在、先代3シリーズの中古車の価格帯は約79万~約527万円で、450万円以上のクルマの多くは走行距離が5000km程度のおろしたて中古車となっている。

 一方、100万円以下のプライスを付けている中古車は約22台もあり、今後も増えていきそうだ。

 先代3シリーズの中古車が流通しているグレード構成はディーゼル車の320d Mスポーツが約193台と最も多く、次いで、ガソリン車の320i Mスポーツとなっている。

 そして3番目は320iラグジュアリーで、コストの安い軽油を使用燃料とする320dが圧倒的に多いかと思いきや、やはり走りにこだわる人が多いBMWらしくガソリン車の方が多く流通している。

2019年3月に発表された現行G20型3シリーズ。 BMWを象徴するキドニーグリルは従来の2分割型から、ひとつのフレームで縁取られるデザインに変更。車両重量は55kg軽量化されている
2019年3月に発表された現行G20型3シリーズ。 BMWを象徴するキドニーグリルは従来の2分割型から、ひとつのフレームで縁取られるデザインに変更。車両重量は55kg軽量化されている
<strong>上の写真をクリックすると先代BMW3シリーズの中古車情報が見られます!</strong>
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