放置するとダニやカビの温床!! 車内掃除が大事な理由と手軽な方法

 4月と5月はコロナウイルス禍による自粛で休みでも遠出ができなかったせいもあるのか、コイン洗車場などでクルマを洗車する人が非常に多かった。

 クルマをマメに洗車する人でも車内の掃除には無頓着という人は案外多いようだが、これは見た目だけでなく非常に危険なケースもある。

 ベストカー Webでは車内の掃除のほうに注力することを提案したい。

文:永田恵一/写真:NISSAN、HONDA、SUBARU、MITSUBISHI、SUZUKI、DAIHATSU、ベストカーWeb編集部

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なぜ車内のほうをキレイに保つべきなのか?

 車内をキレイにしておかなければいけないのはズバリ、車内は部屋や衣類と同じだからだ。車外ももちろんキレイなのにこしたことはないが、車外はひどく汚れていなければそう問題なく、クルマに乗ってしまえばわからないともいえる。

 しかし、車内はいわば生活空間と同じで、少なくともクルマが動いていれば乗員が常にいるだけに、飲食などによる汚れが積み重なり、思っているより汚いことが多い。

洗車が趣味という人は多く、常にピカピカの外観をキープしている人は多い。しかし、室内掃除に関しては無頓着な人が多いのが危険

 それは白系の革シートをふと見たときに黒ずんでいることがあることからもよくわかり、このあたりからもケアしていない車内は掃除をしていない部屋や洗濯していない衣類と同じなのが理解してもらえると思う。

 そんな車内にいれば気分が暗くなるなどの悪影響があるのは言うまでもなく、特に梅雨の時期になるとカビの原因などになることもあるだけに怖い。

 脅すわけではないが、それだけではすまない。

 車内は密閉されていて、飲食した時の食べかす、粉末、フケをはじめとする微物、髪の毛、ホコリなどが知らず知らずのうちに落ちていたり堆積したりする。これは生活空間だから仕方がない。

 ただこれはダニが最も好む環境で、クルマは多かれ少なかれダニが発生している。だから掃除をせずに放置していると、ダニにかまれてかゆくなるだけでなく、子どもがダニの死骸やカビを吸って喘息になるなど、非常に怖いことになる。無頓着ではいられないのだ。

車内はプライベート空間であり居住空間でもある。ある意味家にいるのと同じ。飲食することもあるし、基本土足なので家よりも確実に汚れている

具体的な車内掃除の方法

 車内掃除の前には窓を開け、十分に換気をした後に実践するのがいい。

(1)掃除機かけ
 フロアマットを外し、前後調整できるシートは動かして、シートも含め可能な限り隅々まで掃除機を掛ける。

 車内掃除をさぼりがちだと車内は思ったよりも小さなゴミやホコリが溜まっているものなので、これだけでも清潔感はずいぶん向上するだろう。

(2)フロアマット
 クルマは靴を履いたまま乗るだけに、フロアマットは非常に汚れている。フロアマットの掃除は泥が付着していれば落ちやすくするなどの目的で、はじめに天日干しをしたい。

 次にハタキでホコリなどを落とし、掃除機をかければだいぶキレイになる。

 だがフロアマットは土足で接するものだけにそれで万全とはいえないので、水洗いができればベストだ。

フロアマットは靴底と常に接していて汚れる。雨の日はフロアマットも湿る。それを放置するとカビやダニの温床となるのは当たり前のこと

 フロアマットを水洗いする際にはホイールを掃除するときのように洗車ブラシに洗濯用洗剤や専用のクリーナーを着けるなどして、ほどほどの力でゴシゴシと掃除すればいい。

 フロアマットを水洗いしたら、入念にすすいで、湿気により雑菌が発生し、悪臭などの原因にならないように天日干しなどでシッカリ乾燥させるのを忘れないようにしたい。

(3)内窓、ダッシュボード、ハンドルなど
 このあたりはキレイなタオルを固く絞って水拭きしておけばいいだろう。またメーターなどに着いたホコリはマイクロファイバーが着いた小さなモップのようなものでササッと落とすのもいい。

 この際にはまだコロナウイルスが収束していないこともあり除菌をしたり、ダッシュボードなどはクルマにもよるが、アーマーオールなどのケミカルで艶出しを行い仕上げれば万全だろう。

ダッシュボードなどの樹脂パーツ、ハンドルなどはウェットティッシュで表面を吹くだけでも違う。常に触れるハンドルは定期的にキレイにしたい

(4)シート

シートは体が常に接しているため汚れ、ホコリに要注意。梅雨時期、夏場などでは発汗などによるムレも無視できない

 シートは常に体が触れているだけにたいていのクルマで汚れていると思ったほうがいいだろう。

 まずは前述したほかの部分の掃除を応用するようにハタキでのホコリ落とし、掃除機がけ、拭き掃除を行う。

 その後本格的なクリーニングとしてファブリックシートなら泡が出るファブリックシート用のクリーナーか、最近ではアルカリ電解水というものも出回っており、説明書に従って汚れ落としと入念に乾燥をする。

 革シートの場合も使うものが革シート用のクリーナー(アルカリ電解水も可)に変わるだけで、こちらも説明書通りに行い、最後に保護保湿クリームを塗れば万全だろう。

ミニバンのように広い室内を掃除するよりも、2ドアクーペの狭いリアを掃除するのはかなり大変だが、凹凸がかなりあるので入念に掃除が必要

 なお汚れ落とし効果のあるアルカリ電解水は内窓やダッシュボードなどにも使え、価格も高くないので、1つ持っておくと便利だ。

 シートは多くのケースで思っているより汚れているものなので、掃除すると排水や泡が黒くなり悪い意味で驚くが、それだけに掃除する効果も大きい。

 ただし、きれいになっただけで安心してはダメ。しっかりと乾燥させなければ、せっかくきれいになってもカビが繁殖しやすくなる。これでは本末転倒だ。

本革シートはファブリック系に比べてダニは繁殖しにくい。高価だが、豪華さ以上に汚れやホコリなども拭き取りやすいというメリットがある

(5)トランク&ラゲッジ
 トランク&ラゲッジは汚れたもの、濡れたものなどを入れることも多く、汚れや湿気に満ちている。物を入れっ放しの人などは特に注意が必要で、入念な掃除を心がけたい。

 やり方はその素材によりフロアマットやシートなどと同じでかまわない。

昨今アウトドア人気により遊びグルマが増えてきていて、ラゲッジやシートなどに撥水・防汚加工がされているものがあり手軽にキレイにできるのがいい

プロに任せる

 洗車やコーティングをプロに任せるのはもはや珍しいことではないが、これは室内についても同様だ。

 長らく車内掃除をしていない、あまりに車内が汚いというクルマであれば軽自動車で約4万円、ミニバンだと約5万5000円など値は張るが、プロに頼むという手もある。

 プロはプロ用のクリーナーを使い、業者によってはシートを外して掃除してくれるところもあり、やはり効果は大きい。

洗車、コーティング同様にプロに任せると安心。ただし、それなりの出費の覚悟は必要。

まとめ

 車内掃除をひと通りしたら仕上げにエアコンフィルターの確認やエアコンに起因することもある臭いの消臭も行えば、車内は劇的に清潔になり、快適に過ごせるようになるに違いない。

 一度キレイにした車内はなるべくマメに掃除して、キレイな車内環境を保ちたいものである。

 車内は自分が思っているよりも汚れている、ダニやカビが繁殖しやすい条件が揃っているという認識でいてほしいと思う。

エアコンの吹き出し口のチェックも忘れずに。放置しておくとカビや不快な臭いの要因となる。忘れがちなのはリアのエアコン吹き出し口なので要注意

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