トヨタは2026年9月3日、クラウンシリーズのクロスオーバー、スポーツ、セダンを一部改良した。第5世代ハイブリッドシステムの採用をはじめ、内外装の変更、新グレードの追加、快適装備の充実など見どころは満載だ。3車種の改良内容と価格を詳しく紹介しよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ
第5世代HEVを搭載! クラウンクロスオーバーはデザインと走りを刷新
2022年に16代目クラウンシリーズの先陣を切って登場したクラウンクロスオーバーが、一部改良を受けて2026年9月3日に発売された。
セダンとSUVの魅力を融合させた独特のスタイルはそのままだが、今回は内外装からパワートレイン、快適装備まで幅広く手が入った。クラウンシリーズのなかで最も早く市場へ送り出されたモデルだけに、今回の改良は商品力をもう一段引き上げる重要なアップデートといえる。
最大の注目点は、2.5Lハイブリッド車に第5世代ハイブリッドシステムを採用したことだ。エンジンとモーターの制御を最適化することで、アクセル操作に対する応答性を高め、より伸びやかで気持ちのいい加速を実現している。
電動化技術は燃費を稼ぐためだけのものではない。モーターならではの素早いトルクの立ち上がりを積極的に生かし、クラウンにふさわしい余裕のある走りへつなげた点がポイントだ。
2.5Lハイブリッドのシステム最高出力は234ps→239psに、WLTCモード燃費は22.4km/L→23.1km/Lに向上した。
2.4Lターボエンジンとモーターを組み合わせるデュアルブーストハイブリッドシステム搭載のRSも継続設定される。こちらは6速ATを組み合わせ、ダイレクトな加速感を楽しめるスポーティな仕様だ。
エクステリアではリアデザインを変更し、安定感のあるワイドスタンスを強調した。従来モデルが持つ流麗なクーペ風シルエットを生かしながら、後ろ姿の踏ん張り感を高めている。
SUVテイストを演出していたフェンダーモールなどのブラック部分にも見直しが加えられ、クラウンらしい上質感をさらに追求。セダンでもSUVでもないクロスオーバーならではの個性を残しつつ、高級車としての仕立てを磨いた。
RSにはフロントとリアのカラードキャリパーを採用。鮮やかなレッドのキャリパーが足元を引き締め、2.4Lターボハイブリッド車らしい高性能イメージを際立たせる。
RSの室内には、ディンプル加工を施した本革シフトノブと本革巻きステアリングホイールを採用した。シフトノブにはピアノブラックのオーナメントを組み合わせ、ステアリングホイールにはヒーター、タッチセンサー、パドルシフトを備える。
パドルシフトによってステアリングホイールから手を離さずに変速操作ができるため、ワインディングロードや下り坂でもドライバーの意図に合わせた走りを楽しみやすくなった。
さらに、10スピーカーと8chオーディオアンプで構成されるトヨタプレミアムサウンドシステムを設定。車内で音楽を楽しむユーザーにとって見逃せない装備だ。
ラインナップは2.5LハイブリッドのGとZ、2.4LターボハイブリッドのRSというわかりやすい3グレード構成。駆動方式はいずれも電気式4WDのE-Fourとなる。
価格は以下のとおり。
・クラウンクロスオーバー G E-Four:517万9900円(+2万9900円)
・クラウンクロスオーバー Z E-Four:599万9400円(+4万9400円)
・クラウンクロスオーバー RS E-Four:673万9700円(+3万9700円)
価格上昇幅は2万9900~4万9400円に抑えられている。第5世代ハイブリッドシステムの採用や装備の充実を考えれば、単なる値上げというより、商品力向上にともなう現実的な価格改定と見ることができそうだ。





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