38万5000円で始められる! 維持費まで抑えた遊べるカート
そう、GRはレーシングカートの世界に参入したのではなく、レンタルカートと本格的なレーシングカートにある大きなギャップを埋めるために誕生したのである。乗って楽しい! 上達しても飽きない! 運転の基本を学べる!技量が上がる! これがGR KARTのコンセプト。
子どもから大人までが楽しめて、安全性の高さ、そしてランニングコストの安さも考え抜かれたマシン。なのである。価格はすぐに走れる状態で38万5000円。ちっとも安くないって? まあ、40年前なら30万円でレーシングカートが買えた記憶だが、現在のレーシングカートは安い物でも約70万円。38.5万円で買えるのはベースとなるフレームくらい。
しかもGR KARTの専用タイヤは1セット1万6000円と約半額。クラッシュしてフレームを壊しても新品のフレームが6万円で手に入る。しかも各パーツから作業に必要な工具一式、そしてヘルメットなどの装備品までが全て「GR KART楽天市場」でポチッと購入可能! ベルト駆動だからチェーンオイルまみれにならなくて済むし、走行後の掃除の手間も半減どころじゃない。
ノア/ヴォクシーにも積める!? 親子で楽しめる工夫がてんこ盛り
1人でカートスタンドに載せることが出来たり、カートを縦にしてもエンジンオイルやガソリンが漏れなかったり、タイヤも外さずにノアやボクシーに搭載出来るアタッチメントが用意されていたりとアイデア満載! もうホントに至れり尽くせり。簡単にステアリングとペダルの調整が出来るから親子や友人とシェアして所有してみんなで楽しむことも可能。
カートサーキットは国際格式のレーシングコース30分の走行代で1日走れちゃうから、何もかもが財布に優しい。ちなみに66歳の筆者だと10分×3本走ればお腹いっぱいになります。とか言いながら、もっと走っちゃいそうですが。
ただ、シートはかなり大ぶりな作りなので筆者の174cm/80kgを超えるリッチなXL体型でもまだ緩い。ガチで走るには正確なドライビングのためにも、安全のためにも、ベースのシートに埋め込む発泡ウレタン製のマイシート(簡単に自作可能)だけは用意が必要です。
生産技術はWRC級! GR KART工房が想像以上にスゴい
試乗が終わって蒲郡のGR KART工房へ移動。GR KART工房の生産量は1日8台と聞いていたので、下請け工場で製作されたフレームやパーツをちょっとした工場で組み立て作業を行なっているのかと思いきや、約5000平米の立派なファクトリー。その工房で設計、生産、物流、アフターサービスまでを一拠点で集中して行うというものだった。
「ウチでは自動車産業の技術、ノウハウを使ってカートの生産を行っています」という工房では、まっすぐな鉄パイプをセットするだけで立体的な形状に曲げていくパイプベンダー。そして、それぞれの構成部品を溶接するのは、目(視覚)と耳(聴覚)を使って美しい溶接を行う熟練職人の匠の技を数値化して覚え込ませた最新型の自動溶接機。
加工前の材料の確認、溶接のクオリティをAIによって管理し全てのプロセスを自律的に完結させるという新しい取り組みに挑戦している。ちなみにこの技術は2024年に発表された技術であり、実際にWRCマシンの製作に使われているもので、職人が2~3週間掛かって1台を仕上げる工程を、熟練工と同等の溶接品質で僅か3日で完了するという技術。



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