日本導入を可能にした米国製乗用車の認定制度! 気になる発売時期と価格は?
今回のラングラー モアブ392の日本導入で注目したいのが、2026年2月16日に施行された「米国製乗用車の認定制度」の活用だ。
これまでアメリカで販売されているクルマを日本に正規導入する場合、日本の保安基準などに適合させるため、追加の試験や仕様変更が必要になるケースがあった。
特にアメリカ専用の高性能モデルや特殊な装備を持つクルマでは、こうした対応が日本導入のハードルになっていたのだ。
今回創設された制度は、米国で製造され、米国の安全基準に適合した乗用車などについて、安全性や公害防止のための措置が講じられ、国土交通大臣の認定を受ければ、日本の保安基準に適合したものとみなす仕組みである。
一定の条件のもとで日本国内販売のための追加試験を不要とするもので、米国製自動車の輸入を円滑にすることが目的だ。
ステランティスジャパンの担当者によると、従来、ラングラー モアブ392は北米市場向けのモデルであり、日本や欧州へ導入するには改めて試験を実施したり、設計変更を行ったりする必要があったという。
ところが、今回の新制度によって米国仕様を基本とした日本導入への道が開けた。担当者が特に強調していたのは、アメリカで販売されている仕様を可能な限りそのまま日本に持ち込めるということだ。
6.4L V8エンジンはもちろん、スチールバンパーや35インチタイヤ、ハイフェンダーなど、従来であれば日本仕様への変更が必要になる可能性があった装備を、ほぼそのまま装着できることに大きな意義があるという。
ただし、まったく変更なしというわけではない。担当者によると、国土交通省との協議の結果、正面から見た際にタイヤがフェンダーからわずかにはみ出す部分については、追加のフェンダーフレアを装着するよう求められているという。
また、米国仕様には設定されていない助手席側のカメラについても、日本向けに追加する予定だ。
このように日本の安全基準などに対応するための変更は行われるが、基本的には米国仕様の豪快な姿を維持したまま販売できる見込みだ。
一方、センターディスプレイなどの表示は英語のままとなる。ただしApple CarPlayやAndroid Autoには対応しており、スマートフォンとの連携機能を利用することは可能だ。
気になるのは、日本での販売価格と発売時期だろう。米国ではモアブ392のメーカー希望小売価格が7万9995ドルからとなっているが、日本仕様の価格は現時点では発表されていない。また、正式な発売時期や販売台数についても、今後の発表を待つことになる。
とはいえ、これまで日本では正規販売が難しかった大排気量V8搭載のラングラーが、メーカー純正のアメリカンスタイルで手に入るというのは嬉しいニュースである。
470馬力の6.4L V8、35インチタイヤ、リフトアップされた迫力のボディ、そして本格的なオフロード性能。電動化が進む時代だからこそ、こうした理屈抜きにワクワクさせてくれるクルマの存在は貴重だ。
ジープファンが長年待ち望んできたラングラー モアブ392。日本での正式発売と、その価格発表が今から楽しみである。 早くもジープディーラーに問い合わせが殺到しているというから欲しい人は早めのアクションを!
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