一世を風靡した81系マークII三兄弟のサイドウィンドウワイパーや初代ディアマンテの免許証確認など、珍装備は日本車のお家芸と思われがちだ。
実際に今では当たり前のドリンクホルダーにしても昔はそんなもの必要? という目で見られていたのかもしれないが、今では輸入車も装備するなど、至れり尽くせりの装備は日本車が先鞭をつけてきた。
しかし質実剛健に見えるが、探してみると輸入車にもお国柄が反映された装備であったり、珍装備と思われるものもあるので、当記事では意外な輸入車の珍装備を紹介していく。
文:永田恵一/写真:JAGUAR LAND ROVER、VOLVO、TESLA、FIAT、ROLLS-ROYCE、NISSAN、TOYOTA、MITSUBISHI、HONDA
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レンジローバーのイベントシート
レンジローバーは「砂漠のロールスロイス」と呼ばれるほどステータスの高い高級SUVで、最近は主にプロの運転手さんが運転するショーファードリブンとして使われることも増えているほどである。
現行レンジローバーのバックドアは上下二分割に開くタイプで、下部はベンチのように人が座れるように想定されているのに加え、豪華なトリムが貼られている。
さらにオプションでバックドア下部に簡易ながらシッカリした革張りのシートが置かれるイベントシートと呼ばれるものが設定されており、屋外でくつろぎたい時などにはレンジローバーのバックドア上部は日よけのようになることもあり非常に便利だ。
なおイベントシートは使わないときには邪魔にならないようラゲッジスペース下に収納される点も素晴らしい。
ボルボS80&V70の心拍センサー
この装備は車内に心拍センサーを設けることで車内に人がいるかいないかを判断し、駐車中に車内に不審者がいる場合に警告するという目的で設定された。
この装備は昨今の突然の疾病による暴走事故などを考えると、心拍センサーにドライバーモニタリングを組み合わせるなどしてドライバーの異常を判断し、緊急停止や救急への通報といった被害軽減につなげるといった発展も期待できる。
珍装備と思われていたが、今になると可能性を感じる復活を期待したい装備だ。
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