レクサスIS“全方向への進化と熟成”に刮目せよ!!! これでマイナーチェンジなの…!!?

レクサスIS“全方向への進化と熟成”に刮目せよ!!! これでマイナーチェンジなの…!!?

 レクサスのコンパクトFRスポーツセダン、ISがマイナーチェンジを果たした。日本では2020年秋頃の登場となる予定だという。1999年以来、20年以上に渡って累計約109万台を売り上げてきた「IS」。今回の「進化・熟成」はいかほどか!??

【画像ギャラリー】これもはやフルモデルチェンジ…!? 充実の刷新となったレクサスIS その姿をギャラリーでチェック!!!

※本稿は2020年6月のものです
文:ベストカー編集部/写真:LEXUS
初出:『ベストカー』 2020年7月26日号


■国内ではこの秋発売開始! デザイン 走り…大幅刷新となったレクサスIS

 レクサスブランドが日本でスタートしたのは2005年。その時から販売されていたのがISだ。

 初代ISのベースとなったのはアルテッツァ。なので走りのよさもあって、コンパクトセダンのなかでは人気を博してきたが、さる6月16日、ISの次期モデルに関する情報がトヨタから発表された。

 まずは下の写真を見てほしい。実にかっこいいじゃありませんか。

デザインでは「ワイド&ロー」なフォルムにこだわったほか、高精度なプレス技術によってシャープな造形を実現、アグレッシブな意匠としたという

 これはトヨタさん、そーとー気合入っている感じだ。基本的にはマイナーチェンジだけど、マイチェンとは思えない大胆な変身ぶり。リア回りまでしっかり手が入れられている。

 チーフデザイナーの平井氏によると「低重心で4ドアクーペのようなプロポーションや抑揚の効いた造形など、新しいISの世界観を実現することができた」という。

 う~ん、なるほど、素晴らしい。

 しかも今回のマイチェン、走りの面でもそーとー力が入っている。

新型ISは、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追求するLEXUSの乗り味“Lexus Driving Signature”をより高い次元に昇華させ、次世代に継承していくモデルとして鍛え上げた

 なにせトヨタが昨年4月にオープンさせた下山テストコースをはじめ世界各地でとことん走り込んで走りを鍛えたという。

 下山テストコースといえばYouTubeで見た人もいるかもしれないが、脇阪選手と谷口選手がスープラに乗ってオープン前のテストコースを走っているけど、そこはもうミニニュルブルクリンク。

 そんな過酷なテストコースをガンガン走って作り込んだというので走りには大いに期待。

マルチメディアシステムは、新たにタッチディスプレイを採用するととも「アップル カープレイ」「アンドロイドオート」などに対応。iPhoneやAndroidスマートフォンを10.3インチタッチワイドディスプレイに連携することで、画面操作や音声操作が可能になるなど利便性が大きく向上している

 作り込みの例をいくつか紹介すると、ステアリングやペダル操作は、初期応答だけでなく、「戻す」際のコントロール性の向上にも取り組むことで、より滑らかになっているという。

 またボディ構造を最適化することで、ハンドル操作に対するレスポンスなど運動性能を高めるとともに、ノイズや振動を徹底的に排除したという。

リア。サイドラジエーターサポートの補強などを始めとした構造最適化などによりボディ剛性を高めることで、運動性能も高めるとともに、ノイズや振動を徹底的に排除し乗り心地を向上させている
レクサスIS(2017年)。今回のマイナーチェンジでは背面に至るまで細やかに手が加えられているのがわかる

 それにボディ寸法だって全体的に拡大、全幅などはなんと3cm増!

 どうですみなさん、これはもうマイチェンなんていうものじゃなく、フルモデルチェンジでしょ。

 だいたいこの秋にマイチェンして売り出す予定のクルマを数カ月前に、しかも詳細に発表すること自体、ベストカーとしてはそーとーな自信の現われとみている。こりゃ登場が楽しみだ。

●新型IS 主要諸元 北米仕様プロトタイプ・( )括弧内は従来型比……全長×全幅×全高:4710(+30)×1840(+30)×1435(+5)mm、ホイールベース:2800(プラスマイナス0)mm、パワートレーン:直列4気筒2.0L 直噴ターボ・直列4気筒2.5Lハイブリッドシステム・V型6気筒3.5L、タイヤサイズ:18/19インチ

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