日本車のモデルチェンジサイクルが長くなっている。かつてはほぼ4~5年に1回フルモデルチェンジして刷新されるのが一般的だったが、現在は6~8年作り続けられるクルマも増えてきている。
なかには10年以上も作り続けられているクルマもあり、そんなクルマにとっては魅力をキープするためにビッグマイチェンは必須となってくる。
本企画では、フルモデルチェンジ並みの変貌を遂げた現行モデルを集めてみた。
文:ベストカー編集部/写真:LEXUS、MITSUBISHI、MAZDA、TOYOTA、NISSAN、HONDA、SUBARU
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レクサスIS
ビッグマイチェン:2020年秋(予定)
2020年6月13日にレクサスISの新型モデルが世界初公開された。
ボディサイズは全長4710×全幅1840×全高1435mmで、マイチェン前のISと比べると全長、全幅で+30mm、全高で+5mm大型化。マイチェンで全幅を変更するのは珍しい。
新型ISはデザインの変更が凄い。LS並みに大型化されたスピンドルグリル、ヘッドライトデザイン、それに伴うバンパーの変更などフロントマスクは迫力を増している。
圧巻はリアセクションで、Cピラーの形状変更(これによりルーフラインも変更)、新デザインのリアドアのキャラクターライン、左右をつないだ真一文字のリアコンビの採用などによりまったく別グルマに変貌している。
詳細は発表されていないが、外板パネルでは同じものはまったくないように思われる。
それに対しパワーユニットは、3.5L、V6DOHC、2.5L、直4DOHC+モーター、2L、直4DOHCターボの3種類で変更はない。
装備面では設計の古さゆえに泣き所となっていたのが安全装備だったが、レクサスの最新のタイプのものが与えられたのも大きい。
ISは2013年デビューだからフルモデルチェンジしても不思議ではないタイミングにビッグマイチェンを選択したのは、単なる延命ではなく、新世代ISへの重要なつなぎのモデルであることに期待したい。
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