トヨタ、フォードなど日米欧その他の ピックアップトラック デザイン選手権

■迫力の顔つき シボレー シルバラード

 フォードFシリーズに次ぐ、不動の販売台数ナンバー2がコイツだ! 威圧感というか顔の厚みはFシリーズより一枚上手! なにせグリルが2段構えだから! Fシリーズが「グリルの中にまたグリル」なら、シルバラードは「グリルの上にまたグリル」だ! メッキの上にはでっかく「シボレー」と書いて、旗幟鮮明にすることも忘れていない。これもピックアップの絶対的な文法なのである。

シボレーのフルサイズピックアップ。標準エンジンはV8の5.3Lで355ps。他に6.2L 420ps+10速ATも用意されている

■これでもミッドサイズ シボレー コロラドZR2

 シルバラードの下に位置するミッドサイズのピックアップだけに、結構常識的な乗用車っぽいデザインとなっております。日本で実物を見りゃ「デケェ!」「さすがのオラオラ感!」ですが、アメリカのでっかい大地の上では、空気のようなデザインであると断言いたします。

全長5403mmというアメリカではミッドサイズとなるピックアップ。標準エンジンは3.6LのV6。パワーは308ps

■高級ピックアップ GMC シエラ

 シルバラードの姉妹車がオマエってわけか! グリルは全体にメッキギラギラ&ブヒブヒ感を強めつつ、サイドに牙を生やしてイノシシ感も増している。あ、イノシシじゃなくバッファローかな? どっちにせよ猪突猛進感がハンパじゃねぇぜ。

旧モデルよりも160kgも軽量化されたという2019年登場のアメリカンピックアップ。最強エンジンは6.2LのV8

■ミドルサイズピックアップ GMC キャニオン

 コロラドの姉妹車ながら、より四角くてデカいメッキグリルにより、アメリカンピックアップらしい迫力を得ておりますね。やっぱりピックアップは四角くてデカい顔が定番だし、安心するネ!

全長5395mmのミドルサイズピックアップ。エンジンは2タイプ用意され、でかいほうは3.6LのV6。パワーは305psを発揮

■北米では大人気 ラム パワーワゴン

 ラムの源流、ダッジラムのボンネット形状は独特だ。実はコレ、トラクターをイメージしているんだぜ! この段付きボンネットのおかげで、ブタ鼻がドーンと上に突き出たようにすることができるのさ! おかげでラムといえば、究極のブヒブヒ顔! フォードやシボレーとは一味違った、よりお下劣&アニマル的な猪突猛進テイストを表現することに成功している。次期アルファードもぜひ参考にされたし。ボンネットがないからムリか。

日本では馴染みの薄いRAMだが、あちらでは大人気のピックアップ。V8のHEMIエンジンを搭載。ほかにV6も用意される

■陸の王者 トヨタ タンドラ

 日本の巨人が生産するフルサイズピックアップがこれだ! 初代は肥大化したハイラックス程度のイメージだったが、どんどんアメリカナイズされて、3代目の現行モデルは、もはや純アメリカ人に近い! このでっかくてぶっとい縁取りのメッキグリルを見てくれ! ピックアップはこうでなくっちゃ!

トヨタのフルサイズピックアップ。ボディは3種あり、もっともでかいモデルは全長6266mm。最強エンジンは5.7LのV8

■これは大迫力 トヨタ タコマ

 ハイラックス(ミッドサイズ)の北米版だけに、トヨタらしい堅実な香りを残しつつ、アメリカンな厚顔化がなされている。

北米で年間10万台販売される人気モデル。標準エンジンは2.7LのV6で、グレードは6種。シングル、Wキャブ仕様あり

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