若者のクルマ離れが叫ばれて久しいのですが、そんな状況を打開しようと若者の街である東京は渋谷でユニークなイベントが開会しました。
渋谷区もバックアップして、トヨタ自動車や模型で有名なタミヤ、さらにはベストカーでもおなじみCARGUYの木村サンまでもが協賛するビッグイベント。
開会セレモニーにはGAZOOレーシングを代表して脇阪寿一さん、中嶋一貴選手、小林可夢偉選手が登場。
アツい3人のコメントと共に、このイベントの魅力をお伝えします!! イベントは明日、25日(土)まで。週末のお出かけの参考にぜひ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:塩川雅人
■スポーツカーがほしくなる、そんなイベントにいってきた
今回開会セレモニーが行われたのは、スポーツカーを中心にした「SHIBUYA SPORTS CAR FES 2017」というイベント。
なんと会場は東京は渋谷区の代々木公園のケヤキ並木。原宿駅から徒歩5分ほどの場に超レアなスーパーカーや、レーシングカー、さらにはGAZOOのGRラインアップ、そしてお子さまも楽しめるRCカーまでが集合。もうこれはスポーツカーの総合祭といった状態。
開会セレモニーに登場したベストカーでおなじみの脇阪寿一氏は「若者のモードが始まる渋谷で、このようなイベントができて嬉しいです。地方の若者は駐車場もクルマがより身近にあるけれど、もしかしたら渋谷の若者はそうでないかもしれない。地方の若い人たちが羨ましい!! なんて思ってくれるようにもっと渋谷の若い皆さんにスポーツカーに触れてほしい」とコメント。
小林可夢偉選手や中嶋一貴選手といった現役のGAZOOドライバーも集結。WECで戦う二人もクルマ好きとあり、このイベントへの思いは強かったようだ。

■充実したコンテンツで年齢問わずスポーツカーを体感!!
このイベントのコンテンツは大きく分けて3つ。GAZOOブース、タミヤブース、そしてCARGUYブース。
まずはGAZOOブースから。こちらでは「GRAVITY RALLY」という体験ができる。RCカー(ちゃんとヤリスWRC!!)に車載カメラを搭載し、ゴーグルヴィジョンで車載映像を見ながら操縦するもの。しかも操作はバケットシートに座ってペダルを操るから本格的。
さらにRCカーの動きにあわせてシートが動くから臨場感はかなりある。ふだんは1000psを超えるLMP1マシンを駆る中嶋一貴選手と小林可夢偉選手も、この独特な操作感にはドギマギしていたようだが、これはぜひ体験してほしい。ヴァーチャルとRCカーの融合は新鮮。

次はタミヤブース。世界でも模型のトップブランドとして認知されるタミヤからは操る楽しさがあるRCカーの数々が登場。
なかでも担当が注目したのは12月にデビュー予定の「DANCING RIDER」。ピザ屋さんのような3輪オートバイがベースで、車体をバンクさせることで曲がっていくモデル。これはなかなかおもしろそう!!

会場にはタミヤ社員で、国内外のRCレースで活躍した前住諭さんも登場。世界で戦った3名のドライバーとの豪華競演となった。もちろんこのRCも一般参加者も体験可能だ。発売前の製品を体験できるのはいいっす!!
■総額数十億円!? 世界のスーパーカーが大集合
最後はCARGUYブース。これはもう圧巻でっせ!! フェラーリF40やランボルギーニウラカンなどのスーパーカーだけでも凄いのに会場にはなんとアジアに1台(世界21台限定)のアストンマーチン ヴァルカンも登場。
4億円という目玉が飛び出るような価格ながら、そんなクルマにもすぐそばまで近づくことができる。担当はスーパーカー世代ではないのですが、これはもう当時を知るおじさまたちならもう大興奮間違いなし。
またスーパーカーによる同乗走行もおこなわれるから、お子さまのみならず家族で楽しめるコーナーになりそう。

さらにはランボルギーニトロフェオで活躍するCARGUYのウラカンも登場。レーシングカーの展示だがなんとタイヤ交換のデモまで行われる。きっと代々木公園でレーシングカーのタイヤ交換は初めての出来事かもしれない。
サーキットではなかなか近くでは見れないタイヤ交換作業だけに、その迫力を感じるのにはピッタリ。エアツールの大きな音、スリックタイヤのトレッド面……、もうサーキットに行った気分になるはず。

限られたスペースではお伝えできないくらい内容盛りだくさんの「SHIBUYA SPORTS CAR FES 2017」は、2017年11月25日(土)まで渋谷区の代々木公園で開催中。詳細は公式サイトで!!