特徴的な内装にMTの設定もあり
インテリアは現行CX-5に非常に近い造形だが、シートやドアトリムもバーガンディレッドの赤系インテリアカラーを設定するなど、スペシャリティなモデルらしいアグレッシブさも備える。
キャビンとラゲッジスペースは全高が低いぶん、CX-5よりは狭くなっているが、それでも大人4人と4人分の荷物を運ぶのに充分なスペースは確保しているようだ。
機能面は現行CX-5に非常に近いものとなっており、エンジンは2Lと2.5Lの直4ガソリンNAの2つ、トランスミッションは初期モデルの2LガソリンNAには6速MTもあったが、現在は6速ATのみで、駆動方式は2LガソリンNA/FFのみ、2.5LガソリンNA/FFと4WDとなる。
なお、ディーゼルエンジンは中国の軽油の質の問題などもあるようで、ほかの中国で販売されるマツダ車同様に設定されない。
また、自動ブレーキに代表される安全装備や、コーナーでクルマが僅かにアクセルを戻す制御を行い、コーナリング中のフィーリングを高めるGベクタリングコールの搭載なども最近のマツダ車と同様で、各部において全高が低い分有利な走行性能が期待できそうだ。
CX-4の価格は、14万8800元(約232万9000円)から21万5800元(約337万8000円)で、CX-5と比べると意外にも3万元(約47万円)ほど安いものとなっている。
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CX-4の日本導入の可能性は、冒頭で書いたようにマツダは日本でSUVとクロスオーバーを5車種もラインナップしていることに加え、そのなかにスペシャリティなものはMX-30があることもあり、ほぼゼロだろう。
それはともかく、マツダは大きなメーカーではないのに、北米などでCX-9、中国ではCX-4と大国向けのSUVも持っているというのはなかなか面白い。
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