■アルファードなどの人気車専門中古車店も展開!
埼玉トヨペットのユニークな取り組みは、中古車専門店「U-carランド一平」にもある。なんと一部の店舗が、車種専用化されているのだ。
例えば、一平大宮店はアルファード専門店。店頭を埋め尽くす約80台の在庫すべてが現行型アルファード! その光景は、まさに圧巻のひと言で、“珍”な光景が広がる。
このほかにもハリアー専門店(一平川越店)、ハイエース専門店(戸田支店)、クラウン専門店(一平与野店)などがある。
これは中古車を検討する顧客が、販売店一カ所で好みの一台を比較検討できるようにという配慮だそう。
品質と保証の面からディーラー中古車店にこだわるユーザーも多いだけに、嬉しい心遣いだ。
■コンプリートカーも製作! レースにも参戦!!!
さらに埼玉トヨペットでは、オリジナルカーの製作販売も行う。その代表例が、コンプリートカー「グリーンブレイズ」だ。
アルファードとクラウンをベースに、「クールホールディングス」と共同開発したエアロパーツやTWS製鍛造ホイールなどを装着。さらにボンネットには、グラインダーペイントまで施される。
これらは、埼玉トヨペットのモータースポーツ活動「グリーンブレイブ」の取り組みから誕生したもので、エアロパーツは、風洞試験を行い、開発した本格派。
そのクラウンのエアロは、今期よりスーパー耐久を戦うクラウンのレースカーにも装着されている。
■独自の手法でクルマの楽しさを提案
埼玉の一トヨタ販売店が独自路線を歩むのは、すべて顧客に選ばれる店になるための努力だ。
新車販売が減少するなか、トヨタ販売店の全車種取り扱いにより、販社同士の生存競争も激化。
そこでクルマを売るだけでなく、楽しさや買いやすさも提案。またイベントなどを通じて顧客との接点を増やし、リピーター獲得にも励んでいる。
「新車にアルバイトさせる」という奇想天外なアイデアは、激動の時代での生き残りをかけた販売店による驚きの戦略のひとつであった。
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