■住宅街に迷いこむとすぐに警備会社か警察がやってくる
これは筆者が実体験した話。ラスベガス(ネバダ州)近くの砂漠に、広大な“ニュータウン”が造成されていた。
興味本位でカリフォルニア州ナンバーのレンタカーで近寄り撮影していると、パトカーに尾行されていることに気がついた。
アジア人で他州ナンバー車なので不審人物と思われたようだ。その後フリーウェイに入るまで尾行が続けられた。
■「歯医者とディーラーには行きたくない」?
アメリカでは今、リモート商談が普及中。が、それ以外は新車を買う時、ディーラーで半日以上すごすこともザラ。
その理由はローン審査に時間がかかるから。すべてのクレジット履歴を調べ、融資決裁するのに3~4時間かかるのが一般的。
点検でも終わるまで待たなければならないので“歯医者並みに待たされる”。ゆえに敬遠傾向が目立つ。
■中国車がおいそれとは北米デビューできない理由
日本では、新車は監督官庁による検査が必要だが、アメリカでは、わかりやすくいえば消費者団体が市中で販売される車両から“間引き”し、検査をする。
品質不良車が出回り、消費者団体の検査で問題視された過去がある中国車。中国政府はユーザーなどによる訴訟問題への発展を恐れ、販売に踏み切れない状況だ。
■治安の悪いところほど、沿道整備がゆき届いている
これも筆者の体験談。地元の人と同乗し移動していると、中央分離帯にきれいな花壇のある通りにさしかかった。
すると同乗者が「治安の悪いところほど、道路が積極的に整備されます」と話し出した。
例えが悪いかもしれないが不法投棄のゴミをそのままにしておくと、ゴミがどんどん増えてくるのと同じ論理という。
■フロアマットは「標準装備」!
日本では“”松竹梅”のように多くの種類が用意され、ディーラーオプションとして選択するのがフロアマット。
しかし、アメリカでは購入した新車のトランクや荷室にはじめから積んであるのが当たり前(ロゴの入った純正品となっている)。
「オプション扱いになっている日本のほうが不思議だ」とは、現地の事情通。
■現金購入は基本的になし。が、お金持ちは小切手で買うことも
新車の現金購入は反社会的勢力による資金洗浄を避ける意味からも原則受け付けない。ただ、小切手での購入比率は高級ブランド車では多い。
あるお金持ちがレクサスLSを買いにきたところ、納車待ちとなったので、その場にあったESを“つなぎ”のため小切手をきって購入していったという話もある。
お金持ちはどこの国もスケールがデカい。
【閑話休題2】スバル、富裕層に人気!BMWからの乗り換えも
今ではアウディやBMWあたりからの乗り換えも目立ち、ブランドステイタス自体が確実に上がっているのがスバル。
乗り換え車種を見ても、感度のいい富裕層が今の人気を支えているといってもいいだろう。
アイサイトがアメリカでも導入されると、水平対向や4WDよりも、“安全性能の高さ”で一気にステイタスを上げた。
ハリウッド映画でも、知的職業役の愛車はかつてボルボが定番だったが、最近ではアウトバックが目立ってきている。
コメント
コメントの使い方