ホンダは軽トラ「アクティトラック」を4月に生産中止
ホンダは、商用車のアクティトラックの生産中止を4月に実施すると、すでに傘下販売店のホンダカーズ各社に伝えている。台あたり7万円程度の赤字が発生しており、これ以上耐えられないとの判断によるもの。
商店街や農村地域での需要があり、ユーザーにとっては不可欠なわけだが、それでも断行を決断した。
普通であれば他社からのOEM供給車でカバーしたいところで、ホンダはそれも検討したが、最終的にはOEM供給を受けないというポリシーがあり見送ったようである。
このほか2020年にはシビックセダン、グレイス、N-BOXスラッシュなどを生産中止しており、乗用車はほぼ片が付いた状況にある。
このほか国産各社の消滅候補車は?
日産は2020年にシルフィを廃止している。2021年はシーマをフーガに統合し名称は廃止する可能性がある。
マーチはモデル廃止も視野に入れているが、現時点では新型ノートをe-POWER車に1本化したことで、ガソリンNA車の法人需要をカバーするニーズがあり、しばらく継続するものと思われる。
マツダは、ベーシックコンパクトSUVであるCX-3が、CX-30の登場でモデル廃止も検討課題になったが、取り止めになり、1.5LガソリンNA車の追加設定でしばらく様子を見ることになったようである。
ただSUVモデルは2Lのミディアムクラスを中心に複数の車種がひしめいて食い合いになっているので、今後車種整理が必要な状況にある。もしかしたら2021年中に廃止モデルが明らかになるかも知れない。
三菱自動車は、電気自動車のi-MiEVやミラージュの処遇がどうなるかが検討課題になっている。
i-MiEVは日産と共同開発している軽自動車ベースの新型EVにバトンタッチする可能性がある。発売は今年末になる可能性が強い。i-MiEVの名称を使わないはずだから、こちらはモデル廃止となる。
ミラージュはタイからの輸入モデルであり、マーチと統合され、新型リッターモデルに仕立てられる。したがって従来モデルは今年中にも生産中止になる見込みである。
コメント
コメントの使い方