■現行型でFFへチェンジ! BMW1シリーズ
●オススメは先代か現行か?
先代(2代目)1シリーズは2011年10月に上陸し、初代同様のFRレイアウトを堅持。
前期型のエンジンは1.6L直4ターボが基本だが、M135iには3L直6ターボを搭載。2015年5月のマイチェンで顔つきを一新し、その後1.5L直3ターボと2L直4ディーゼルターボを採用。
中古車の流通量はM135iなどの例外を除けば非常に豊富で、全体の相場は50万~330万円といったところ。
一方、2019年8月デビューの現行型はついにFRからFFレイアウトへと刷新。
搭載エンジンは1.5L直3ターボと2L直4ターボ、そして途中追加された2L直4ディーゼルターボとなった。
中古車の流通量は早くも豊富で、相場は270万~550万円付近となっている。
で、「現行型か先代か?」という問題だが、お買い得なのは「先代の後期」だろう。
理由は、クルマ好き各位が大好きな話題である「現行型はFFになってしまったから」ではない。現行のFFシャシーは、変な先入観さえなければ非常に優秀だ。
そうではなく、現行型の中古車は単純に「まだ価格が高い」のである。
中古車としての旨味が強いのは、ビジュアルがマトモになった先代後期の低走行物件を、車両価格160万円前後で探してみることである。
■クーペは希少なFRモデル BMW2シリーズ
●オススメは先代か現行か?
BMW2シリーズクーペは、先代1シリーズをベースとする4座の2ドアクーペとして2014年2月に発売。
そして同年10月、MINIと共通のFFプラットフォームに5ドアハッチバックボディを載せた2シリーズアクティブツアラーが追加され、翌2015年5月にはアクティブツアラーのホイールベースと全長を延ばし、ルーフも高くしたBMW初の7人乗り車である2シリーズ グランツアラーも登場。
さらには2シリーズクーペをベースとする2シリーズ カブリオレも、2016年9月に追加されている。
それぞれの中古車相場はクーペ=180万~500万円、カブリオレ=290万~430万円、アクティブツアラー=100万~360万円、グランツアラー=110万~400万円といった状況。
またそれぞれの流通量は、アクティブおよびグランツアラーは豊富だがクーペはやや少なめで、カブリオレはかなり希少だ。
で、2シリーズと名が付く4種類のモデルのなかで「中古で買う場合のおすすめモデルは?」とのことだが、2という数字が同じなだけでキャラクターはまったく違う4モデルなので、この設問自体が馬鹿げている。
ただ、それでもあえて考えるとするなら、納得感があるのは200万円ちょいくらいの2シリーズクーペだろう。
5ドアハッチやミニバンはほかにもいろいろあるが、「このサイズの素敵なFRクーペが、この値段!」というのはかなりレアであるからだ。
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