かつてのトヨタの大看板 若者向けの代表車 今は忘れ去られつつある…セリカの偉大な軌跡

斬新なデザインの7代目は販売面で苦戦して終幕

 最期のセリカとして1999年9月に送り出された7代目はFF車だけと割り切り、エンジンも1.8Lにダウンサイジングされた。

 大胆なデザインを採用して巻き返しを図ったが、販売は低迷する。厳しくなった排ガス規制を理由にスープラは2002年に生産を終了した。セリカも2006年に36年の歴史に終止符を打っている。

 だが、直列6気筒エンジンを積むスープラは2019年春にBMWとジョイントして復活した。スペシャルティカーのジャンルを切り開き、デザインの先進性でも若者に夢を与えたセリカは今も沈黙を守り通している。

 復活を望むのは、昭和の時代にスペシャルティカーに憧れた人たちだけではないだろう。

7代目セリカ:1999~2006年 全長4335×全幅1735×全高1305mm、価格/222万円(SS-II)、斬新なデザインの意欲作だが、最後のセリカとなった
7代目セリカ:1999~2006年 全長4335×全幅1735×全高1305mm、価格/222万円(SS-II)、斬新なデザインの意欲作だが、最後のセリカとなった

【画像ギャラリー】惜しまれつつ消滅して15年 秘蔵写真&貴重写真満載で綴る日本の名車セリカの歴史

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