ヤリスクロス、レヴォーグ…2020年の新型車9台「魅力」と「気になるトコロ」全調査

■ホンダ ホンダe(451万~495万円)

デビュー:2020年8月/全長3895×全幅1750×全高1510mm、ホイールベース2530mm、1540kg、モーター、154ps/32.1kgm、WLTCモード259km(アドバンス)
デビュー:2020年8月/全長3895×全幅1750×全高1510mm、ホイールベース2530mm、1540kg、モーター、154ps/32.1kgm、WLTCモード259km(アドバンス)

●推せるトコロ…何と言っても街中でひと際目立つ素敵なデザインでしょう! しかもボディパネルの精度(パネルとパネルの隙間管理など)ときたら、日本車で最も丁寧な仕上がり。雰囲気だけで欲しいと言う人も出てくると思う。今や世界的に希少となった「小さくても高級なクルマ」ですね。

●気になるトコロ…液晶のドアミラーの使い勝手が厳しい。後続車との距離感、まったく掴めません。高いコストなんだろうから、鏡のミラーの性能を大きく超えてから採用すべきだった。やがて出てくるARIYAは500万円くらいになるらしい。ホンダeの500万円近い価格、どう考えたって高い。

●人気グレード
1)Advance
2)標準

●値引き目標額:5万円 →→→ 値引き引き締め傾向

■トヨタ ヤリスクロス(179万8000~281万5000円)

デビュー:2020年8月/全長4185×全幅1765×全高1590mm、ホイールベース2560mm、1190kg、1.5L直3+モーター、91ps/12.2kgm、80ps/14.4kgm(モーター)、WLTCモード27.8km/L(ハイブリッドZ)
デビュー:2020年8月/全長4185×全幅1765×全高1590mm、ホイールベース2560mm、1190kg、1.5L直3+モーター、91ps/12.2kgm、80ps/14.4kgm(モーター)、WLTCモード27.8km/L(ハイブリッドZ)

●推せるトコロ…燃費やドライバビリティ、デザイン、使い勝手、安全性などすべての点でこのクラストップの仕上がり。競合車はやっつけ仕事が多く、最低地上高は普通の乗用車と同等。ヤリスクロス、雪道など余裕でこなす。価格だって手頃。迷ったらヤリスクロスを買っておけば間違いなし!

●気になるトコロ…ヤリスより大幅にいいと思うけれど、リアシートの居住性がもう少しよかったら最高でしたね! 乗り心地は最近になって劇的な進化を見せているトヨタ車のなかじゃ最も残念な感じ。ゴツゴツするし、ストローク感なし。私ならディーラーの帰りにダンパーいじりたくなるレベル。

●人気グレード
1)ハイブリッドZ
2)Z
3)ハイブリッドG

●値引き目標額:10万円 →→→ 値引き引き締め傾向

■日産 キックス(275万9900~286万9900円)

デビュー:2020年6月/全長4290×全幅1760×全高1610mm、ホイールベース2620mm、1350kg、1.2L直3+モーター、82ps/10.5kgm、129ps/26.5kgm(モーター)、WLTCモード21.6km/L(X)
デビュー:2020年6月/全長4290×全幅1760×全高1610mm、ホイールベース2620mm、1350kg、1.2L直3+モーター、82ps/10.5kgm、129ps/26.5kgm(モーター)、WLTCモード21.6km/L(X)

●推せるトコロ…e-PОWERのレスポンスのいい走りを一段と進化させている。考えてみたら2トン近いボディを走らせるセレナと同じシステムなんだから当然か。街中ではヴェゼルを圧倒したドライバビリティで楽しい。ヤリスクロスに対しては広いキャビンがストロングポイントになってますね。

●気になるトコロ…インテリアの質感がタイ(生産国)の水準から抜け出せていない。シート地や縫製の問題なんだろう。シワシワしてぐにゃぐにゃ。タイ好きなら問題ない? シートだけでも改良を。自動ブレーキのシステムが一世代前のままなのも残念なポイント。この点だけでも改良を希望。

●人気グレード
1)X
2)Xツートーンインテリアエディション

●値引き目標額:10万円 →→→ 値引き引き締め傾向

■ダイハツ タフト(135万3000~173万2500円)

デビュー:2020年6月/全長3395×全幅1475×全高1630mm、ホイールベース2460mm、830kg、0.66L直3、52ps/6.1kgm、WLTCモード25.7km/L(X)
デビュー:2020年6月/全長3395×全幅1475×全高1630mm、ホイールベース2460mm、830kg、0.66L直3、52ps/6.1kgm、WLTCモード25.7km/L(X)

●推せるトコロ…写真だとあまり感じないけれど、実車を見ると特徴的なボンネットに代表されるデザインがなかなか個性的だ。同じようなシルエットになりがちな軽自動車のワクを使いながらキッチリとライバルとの違いを出している。上手ですね。軽量化のためターボなしモデルに乗っても不満なし! 

●気になるトコロ…どうして性能不足の自動ブレーキを使いつづけるのだろうか。まぁコスト優先なんだと思うけれど、同じような価格で日産/三菱やホンダは圧倒的に高い性能のシステムを採用できている。この一点だけもってしてもタフトを推奨する気にならない。もう少しユーザーを大切にして!

●人気グレード
1)G
2)Gターボ
3)X

●値引き目標額:6万円 →→→ 値引き引き締め傾向

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