限界テストでわかった! 「遠乗りする人にいいHV」と「街中で使う人にいいHV」

■遠乗りする人に最適なハイブリッドはセダン系

120km/h巡行テストの実測燃費は、アコードが16.5km/L、レクサスESが16.7km/L。高速走行時はコンパクトカーよりも良好な数値をたたき出した
120km/h巡行テストの実測燃費は、アコードが16.5km/L、レクサスESが16.7km/L。高速走行時はコンパクトカーよりも良好な数値をたたき出した

 この、ヤリスHV、フィットHV、新型ノートe- POWERの3車種が「街中で使う人にいいHV」の御三家。デザイン、パッケージング、ドライバビリティも三車三様で、キャラがあんまり被っていないのもイイ。

 対する「遠乗りする人にいいHV」は、セダン系から選ぶのがお薦めだと思う。

 制限速度120km/h時代の高速クルージングでは、静粛性・乗り心地・スタビリティも高いレベルが求められる。そうなるとSUVやハッチバックよりセダンの方が有利。やっぱり長距離ドライブ時の疲労感がコンパクトカーとはだいぶ違う。

 そのなかでは、ホンダのe:HEVを搭載したアコードの燃費性能の高さが光る。

 120km/hレベルになるとパワートレーンも重要だが空力性能が燃費に与える影響が大。結果として、アコードとレクサスESがコンパクトカー勢より良好な燃費データを記録している点は要注目だ(120km/h巡行時の実測燃費は、アコードが16.5km/L、レクサスESが16.7km/L)。

 高速を利用して長距離を走るケースが多いなら、こういうセダン系ハイブリッドのほうがお薦めといえる。

 また、トヨタハイブリッドのなかでも縦置きエンジン系はちょっと別物で、2段変速リダクションギア付き(レクサスGS450hから)や、動力分割機構の後ろに4速ATを合体させたマルチステージハイブリッド(レクサスLCから)などは、かなりパフォーマンス志向に振ったハイブリッドシステム。

 ロングドライブのみならずスポーツドライビングを好むユーザーなら、こういったパフォーマンス系HVも選択肢のひとつといえる。

【画像ギャラリー】人気コンパクトカーとセダンの燃費を計測! JARI周回コースを使った120km/hテストの様子はこちら!

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