■8月下旬から先行予約開始か⁉
パワーユニットはタイで発表されたモデルでは1.8LガソリンNA&同ハイブリッドを搭載している。
これに対して日本バージョンはハイブリッドのみとの情報がある。電動化ニーズの流れの中でこれに対応させるのとC-HRとの競合を避けるとの配慮もありそうだ。ただ最終的にこれが正式決定ということでもないのが実情である。
コンセプト的にはC-HRは「スタイリッシュなシティ派感覚の街乗りクロスオーバーSUV」であり、それに対してカローラクロスは「クロスカントリー色を強めたラフロード走行に強い遊びグルマ感覚」というコンセプト分けをしている。
したがってC-HRが2WD車主体なのに対してカローラクロスは4WD車が主体となるはず。
アッパーミディアムクラスではハリアーが2WD車主体の街乗り、RAV4がラフロード走行の4WD車主体といったコンセプト分けの手法と同じような戦略ともいえる。
車両本体価格は250万~340万円程度の設定でC-HRとRAV4の中間あたりをカバーする。8月上旬からティザーキャンペーンをスタートさせ、夏休み明けの8月下旬あたりから先行予約の受付けを開始することになりそうだ。
■「C-HRはさらに落ち込むのでは」証言1:首都圏カローラ店営業担当者
販売店にとって取り扱いモデルが多いほど商売はしやすいので、カローラクロスが加わるのは歓迎であり期待している。
国内向けの投入の情報は昨年後半あたりから少しずつ入っていたので間違いないと思う。ただハイブリッド車だけになるとの噂もあるのでまだはっきりしない部分もある。
最近は電動化の流れになっているので、ハイブリッド車だけでも十分に通用すると思う。ただこれだけSUVが多数になると競合し、売れない車種も出てくるのではないか。
昨年8月末にヤリスクロスが発売になって以降、ウチの店ではC-HRの販売不振が目立っている。カローラクロスが発売すればC-HRはさらに落ち込んでいく可能性は高い。
売れるクルマは営業マンが勉強して詳しくなって薦めやすくなり、お客さんに説明しやすくなるし、試乗車も増えて、その結果、どんどん売れるようになる。いっぽう売れないクルマはどんどん売れなくなる。残念だけど市場原理だと思う。
■「タイ製か国内製かはまだ不明」証言2:首都圏ネッツ店営業担当者
カローラクロスが国内に投入される情報は入っているので、今夏か今秋には具体的な情報が出てくるだろう。C-HRが売れなくなっているので、これをカバーすることができるので助けになる。
国内で生産されるのか、タイ製の輸入モデルになるのかまだはっきりしていない。カローラシリーズが国内なので、国内で組み立てられるのではないかと思う。イメージ的には国内のほうが売りやすい。
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