消費のボリュームゾーンとなる30〜40代は年収がどのくらいになればマイカーを購入する気になるのか!?

■SUV:トヨタライズZ(203万9000円)

トヨタ「ライズ」新開発の3気筒1.2Lエンジン搭載車であれば、最上級仕様も購入可能だ。SUVだが軽い車重のため、街中をキビキビ走るにはもってこいだ
トヨタ「ライズ」新開発の3気筒1.2Lエンジン搭載車であれば、最上級仕様も購入可能だ。SUVだが軽い車重のため、街中をキビキビ走るにはもってこいだ

 SUVは人気の高いカテゴリーとあって、車種の数も増加傾向にある。しかし、コンパクトなサイズでも、価格を200万円前後に抑えたSUVは少ない。カローラクロスは、価格が最も安いG・Xを除くとノーマルエンジンでも200万円を大幅に超える。ヤリスクロスは低価格だが、LEDヘッドランプなどを標準装着したZは、ノーマルエンジンでも221万円だ。

 このほかヴェゼルは大半のグレードがハイブリッドのe:HEVを搭載しており、価格が高く、納期も1年以上と長い。キックスもハイブリッドのe-POWER専用車だ。価格の上限を200万円前後に設定すると、推奨できる車種がかぎられる。

 そこで選んだのがライズZだ。エンジンは1.2Lのノーマルタイプだが、車両重量は1トン以下だから、不満のない動力性能を得ている。WLTCモード燃費は20.7km/Lと良好だ。後席は狭めだが、大人4名が乗車できる余裕はある。

 外観はRAV4を小さくしたような印象でカッコよく、グレードがZであれば、LEDヘッドランプや17インチアルミホイールも標準装着する。趣味性が相応に強いSUVを200万円少々で購入できるのは魅力だ。

■ミニバン:ホンダフリードGホンダセンシング(216万400円)

ホンダ「フリード」。3列シートの最小ミニバンでも1.5Lガソリン仕様であれば216万円と非常にリーズナブルな価格設定となる。安全装備も抜かりなく、とてもお買い得モデルだ
ホンダ「フリード」。3列シートの最小ミニバンでも1.5Lガソリン仕様であれば216万円と非常にリーズナブルな価格設定となる。安全装備も抜かりなく、とてもお買い得モデルだ

 200万円以下で買い得グレードを選べるミニバンは、フリードとシエンタのみだ。シエンタは薄型燃料タンクの採用で3列目シートの床も低く、3列目を2列目の下側に格納すると、広い荷室に変更できる。

 このようなシエンタの使い勝手も魅力だが、ここではフリードを推奨したい。内外装のデザインにミニバンらしさが濃厚で、6人乗りなら2列目がセパレートタイプのキャプテンシートになる。両側にアームレストが装着されて上質な印象があり、2~3列目の移動もしやすい。

 フリードのGホンダセンシングは、1.5Lノーマルエンジンを搭載して、価格は216万400円だ。200万円を超過するが、コンパクトミニバンでは最も買い得だ。

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