スイスポ vs プジョー…他 日本のコンパクトスポーツは世界一なのか?

■1回戦組み合わせ1:スイフトスポーツ×プジョー208GTi

日本を代表するコンパクトスポーツ。140ps/23.4kgmの1.4L、直4ターボを搭載。パワーウエイトレシオは6.93kg/ps

208ps/30.6kgmの1.6L、直4ターボを搭載。パワーウエイトレシオは8台中1位の5.77kg/ps。スイフトスポーツより138万4000円高い322万円

まずはスイフトスポーツ×プジョー208GTi。いきなり本命対決といえそうな組み合わせだが、率直に申し上げて、排気量、パワーなど性能的には208GTiがだいぶ上か

208psの1.6Lターボのプジョー208と、140psの1.4Lターボエンジンのスイフトスポーツ。プジョー208はエンジンがハイパワーなうえに、足回りがスポーティななかにもプジョーらしいしなやかさを感じさせるところも心憎い。

なお、より走りに特化した「プジョースポール」というモデルもあるのだが、ルノーにおけるRSほど一般的でないので、ここでは通常の208GTiとした。

対するスイフトスポーツも、走りの楽しさはすでに多方面で報じられているとおり。それをこの価格(183万6000円)で実現できたところが驚異的。その点では世界一に違いない。

どちらもよくできているのだが、やはり200万円以下で買えるということは何事にも代え難いということで、スイフトスポーツの勝ちとしたい。

●スイフトスポーツの勝ち!

■1回戦組み合わせ2:ノートNISMO S×ルーテシアRS

140ps/16.8kgmを発生する1.6L、直4自然吸気ガソリンエンジンを搭載するノートNISMO S。e-POWERもあるがガソリンエンジンを選んだ

220ps/26.5kgmを発生する1.6L、直4ターボを搭載するルノールーテシアRSシャシーカップ。トロフィーはサーキット走行を想定したモデルで、こちらのシャシーカップはサーキットから街乗りまで両立させたオールラウンダー

続いてはノートNISMO S×ルーテシアRSシャシーカップという、偶然にも同門対決。

この2台、基本骨格が親戚みたいな関係にあるわけだが、ドライブした印象は別物だ。まずシャシーの味付けが対照的で、ノートNISMO Sはボーイズレーサー的な、足まわりを硬めて動きを抑えて俊敏なハンドリングを誰でも楽しめる味付けであるのに対し、ルーテシアRSは引き締まっていながらもしっとりしなやかで、乗り心地もそれほど硬くなく、それでいてより「意のまま」の走りを楽しめる感覚がある。

ノートNISMO Sは今回の日本勢のなかでも走りはもっとも刺激的でわかりやすいのに対し、ルーテシアRSは誰でも乗りこなせるとっつきやすさと、ウデに覚えのある人も唸らせるフトコロの深さを併せ持っている。

エンジンは1.6L、直4同士だが、自然吸気とターボゆえスペックにも大きな差がある。これは、ルーテシアの勝ちだ!

●ルーテシアRSシャシーカップの勝ち!

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