スイスポ vs プジョー…他 日本のコンパクトスポーツは世界一なのか?


■1回戦組み合わせ2:ノートNISMO S×ルーテシアRS

140ps/16.8kgmを発生する1.6L、直4自然吸気ガソリンエンジンを搭載するノートNISMO S。e-POWERもあるがガソリンエンジンを選んだ

220ps/26.5kgmを発生する1.6L、直4ターボを搭載するルノールーテシアRSシャシーカップ。トロフィーはサーキット走行を想定したモデルで、こちらのシャシーカップはサーキットから街乗りまで両立させたオールラウンダー

続いてはノートNISMO S×ルーテシアRSシャシーカップという、偶然にも同門対決。

この2台、基本骨格が親戚みたいな関係にあるわけだが、ドライブした印象は別物だ。まずシャシーの味付けが対照的で、ノートNISMO Sはボーイズレーサー的な、足まわりを硬めて動きを抑えて俊敏なハンドリングを誰でも楽しめる味付けであるのに対し、ルーテシアRSは引き締まっていながらもしっとりしなやかで、乗り心地もそれほど硬くなく、それでいてより「意のまま」の走りを楽しめる感覚がある。

ノートNISMO Sは今回の日本勢のなかでも走りはもっとも刺激的でわかりやすいのに対し、ルーテシアRSは誰でも乗りこなせるとっつきやすさと、ウデに覚えのある人も唸らせるフトコロの深さを併せ持っている。

エンジンは1.6L、直4同士だが、自然吸気とターボゆえスペックにも大きな差がある。これは、ルーテシアの勝ちだ!

●ルーテシアRSシャシーカップの勝ち!

■1回戦組み合わせ3:デミオ15MB×ポロGTI

1.5L、直4エンジンは116ps/15.1kgmとほかのモデルに比べると非力さは否めないがけっこう気持ちいい走りをみせてくれる。パワーウエイトレシオは9.63kg/ps

2018年7月に日本デビューをはたした新型ポロGTIは歴代最強の200ps/32.6kgmという2L、直4ターボエンジンを搭載してきた。パワーウエイトレシオは6.45kg/ps

お次はデミオ15MB×VWポロGTIと、ちょっとお堅い感じのする2台の組み合わせ。デミオ15MBは、モータースポーツベース車両として、エンジンとトランスミッションを換装したほか、装備の簡略化による軽量化などしただけでなく、ねじれ剛性を高めたほかサスペンションジオメトリーを見直すなどしていて、完成度はかなり高い。

デミオは最高出力116ps、最大トルク15.1kgmとスペック的にはたいしたことはないが、出力特性にこだわっていて、加速感はなかなか気持ちがよい。

対するポロGTIは、今回最大となる2Lの4気筒ターボで、ゴルフGTIと同じ排気量(ゴルフGTIは230ps/35.7kgm)ながら、ゴルフGTIのエンジンよりも1世代新しい、ミラーサイクルの概念を採り入れた第3世代のEA888型エンジン。

もっとパワーを出せたはずのところをあえてほどほどに抑えて扱いやすさを重視したようで、排気量があるぶんトルクも太くて乗りやすい。湿式多板6速DCTもスムーズかつダイレクト感もあり、とてもよい仕事をしている。

ちょっとクラスが違う感じ。新型ポロGTIは、歴代最速に加えて、さらに洗練されてゴルフGTIに近い走りの質感を実現していることも強みだ。

デミオ15MBは気持ちいいクルマだが、残念ながら相手はかなり手強かった。ポロGTIの勝ち。

●ポロGTIの勝ち!

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