■PART4/「平成時代の日本のスポーツ」ベストランエボ、ベストインプはどれだ?
本企画、最後を飾るのは平成を代表する4WDスポーツ。そう、ともに切磋琢磨しながら進化を続けてきたランサーエボリューションとインプレッサWRX STIだ。
この2大スポーツのベストモデルを国沢光宏氏に選んでもらった。さて、どのモデルがベストランエボ、ベストインプになるのか?
海外で日本のスポーツモデルとして最も高い知名度を持つのは、当然の如くインプレッサWRXとランサーエボリューションだろう。
どちらも『イニシャルD』で大暴れしてるし、WRXはケンブロックの『ジムカーナ2』を見たら欲しくなっちゃう。ヨーロッパに行くとWRCで大暴れしたこの2車を知らないクルマ好きなど皆無。
今や海外で大きく販売台数を落としたスバルながら、依然としてスバルブルーのWRXは大人気なのだった。ランエボ人気も世界規模であります。
■ベストインプはGDB鷹の目!
それぞれベストモデルを選んでみたい。まずWRX STI。これはもう絶対的な性能でいっても、2代目(GDB)の鷹目モデル最終年度になると思う。
WRCで戦うべく熟成されたEJ20は、ノーマルのまま350ps/45.9㎏mくらいまで引き出せる。なんたってWRCで圧倒的に強かったモデルでもあります。
筑波のベストラップだってGDB。私もGDBのグループNを所有しており、思い切り楽しませていただきました。中古車相場は底値か?
■ベストランエボはエボⅥ!
ランエボもベストを選ぶのは簡単。エボⅥであります。初代ボディ使うエボⅢまでは今やクラシックの部類。性能的にも発展途上というイメージ。エボⅣ~Ⅵの第2世代を好むファンは多い。
RSなら車重1260㎏と軽く、マキネンの3連続ドライバーズチャンピオン獲得の相棒になった。チューニングカーのベースとしては最も高いポテンシャルを持つ。
ノーマル車として最も優れたバランス持つのはエボⅨだと思う。グループNのラリーではWRXを圧倒する成績を残している。
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