【R32GT-R ロードスター NSX…】平成の30年を振り返る日本スポーツカー今昔物語

■PART4/「平成時代の日本のスポーツ」ベストランエボ、ベストインプはどれだ?

本企画、最後を飾るのは平成を代表する4WDスポーツ。そう、ともに切磋琢磨しながら進化を続けてきたランサーエボリューションとインプレッサWRX STIだ。

この2大スポーツのベストモデルを国沢光宏氏に選んでもらった。さて、どのモデルがベストランエボ、ベストインプになるのか?

ランエボ、インプレッサSTIともに2Lターボエンジンで初代から250psを超える出力を発生していたハイパワー4WD。市販車だけでなくWRCでもライバルとして名勝負を繰り広げた

海外で日本のスポーツモデルとして最も高い知名度を持つのは、当然の如くインプレッサWRXとランサーエボリューションだろう。

どちらも『イニシャルD』で大暴れしてるし、WRXはケンブロックの『ジムカーナ2』を見たら欲しくなっちゃう。ヨーロッパに行くとWRCで大暴れしたこの2車を知らないクルマ好きなど皆無。

今や海外で大きく販売台数を落としたスバルながら、依然としてスバルブルーのWRXは大人気なのだった。ランエボ人気も世界規模であります。

WRX STIは現在まで生き残っているが、ランエボは残念ながら生産終了。しかし、またいつの日かバトルを繰り広げる時が来るだろう

■ベストインプはGDB鷹の目!

それぞれベストモデルを選んでみたい。まずWRX STI。これはもう絶対的な性能でいっても、2代目(GDB)の鷹目モデル最終年度になると思う。

WRCで戦うべく熟成されたEJ20は、ノーマルのまま350ps/45.9㎏mくらいまで引き出せる。なんたってWRCで圧倒的に強かったモデルでもあります。

筑波のベストラップだってGDB。私もGDBのグループNを所有しており、思い切り楽しませていただきました。中古車相場は底値か?

ベストインプは鷹の目。2005年6月のマイナーチェンジで涙目から鷹の目に変更(後期F型、G型)。搭載されるEJ20型エンジンは280ps/43.0kgmを発生

■ベストランエボはエボⅥ!

ランエボもベストを選ぶのは簡単。エボⅥであります。初代ボディ使うエボⅢまでは今やクラシックの部類。性能的にも発展途上というイメージ。エボⅣ~Ⅵの第2世代を好むファンは多い。

RSなら車重1260㎏と軽く、マキネンの3連続ドライバーズチャンピオン獲得の相棒になった。チューニングカーのベースとしては最も高いポテンシャルを持つ。

ノーマル車として最も優れたバランス持つのはエボⅨだと思う。グループNのラリーではWRXを圧倒する成績を残している。

1999年1月に登場したエボⅥ。エンジンの馬力、トルク(280ps/38.0kgm)はエボVと変わらないが、冷却オイル路内蔵のクーリングチャンネル式ピストンの採用や冷却水レイアウトの変更、オイルクーラーの大型化など、エンジンの耐久性と信頼性を向上させている。また、RSには純正でチタンアルミ合金製タービンが採用され、タービンブレードの慣性力を50%低減

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