■1984年式ポルシェ911カレラ(930型)
「レースに参戦中、普段使いにも乗ります」
石田 学さん(52歳)
■購入時期:1999年
■所有年数:20年
■現在の走行距離:約15万㎞
■年間の走行距離: 5000〜7000㎞
■購入時の金額:200万円(下取りあり・追金分)
■年間の維持費:約30万円
普段使いからサーキット走行、レース参戦まで……。高性能でありながら実用性を兼ね備えた911のポテンシャルをフルに引き出している、オーナーのひとりといえそうだ。
信頼できる主治医の存在や油脂類の管理、こまめなメンテナンスをしているとはいえ、冷静に考えると35年前のクルマが現役のマシンとしてサーキットでレースを繰り広げ、なおかつ日常の足としても使えることは驚異的。911の真骨頂かもしれない。
■オーナーさんへの質問&オーナーさんからの回答
Q1:ポルシェ911に興味を持ったきっかけは何ですか?
A1:スーパーカー世代なのでポルシェ911は少年時代からの憧れの存在でした。
Q2:どういった用途で愛車のポルシェ911に乗っていますか?
A2:主にサーキット(レースにも参戦中)、普段使いです。引っ越しに使用したこともありますよ!
Q3:国産スポーツカーとの違いは何ですか?
A3:何といっても耐久性です。
Q4:メンテナンスする際、重視しているポイントを教えてください。
A4:オイルの管理です。交換頻度および交換時期はサーキット走行3回につき1回、距離や時期はあまり決めていませんが、5000㎞以内、半年以内を目安にしています。
Q5:ほかに気になるクルマはありますか?
A5:AUDI A4アバント。
Q6:新型ポルシェ911(992)は気になりますか?
A6:まったく気になりません。
Q7:あなたにとって究極のポルシェ911とは?
A7:1984年式911カレラ(930型)と1992年式カレラRS(964型)。
Q8:ズバリ、ポルシェ911の魅力とは?
A8:五感に刺激を与えてくれることです!
■ポルシェにまつわる都市伝説1 「これは凄すぎ!車検代に100万円がかかるってホント?」
古くからポルシェにまつわる都市伝説で囁かれているひとつに「車検代に100万円かかる」がある。生産された年代や走行距離などにより大きく変わるが「半分は正しくて半分は間違っている」といえる。
車検に加えてエンジンのオーバーホールなどの重整備が重なれば、100万円単位の出費を余儀なくされることも実際にあるだろう。
が、最近のモデルではメンテナンスフリー化が進み、かつてほど整備代に頭を抱えることは減ってきている。その分の予算はメーカー認証タイヤをこまめに交換するなどの費用に充てたいところだ。
■1992年式ポルシェ911カレラRS(964型)
「乗るたびにドキドキ、ワクワクする楽しさ」
T.Tさん(58歳)
■購入時期:2007年
■所有年数:11年10カ月
■現在の走行距離:4万9500㎞
■年間の走行距離:2000㎞
■購入時の金額:700万円台
■年間の維持費:10万円(車検代別)
スパルタンなモデルとして人気の高い、通称「964RS」のオーナーであるT.Tさん。パワステ、パワーウィンドウ、エアコンなどが省かれた964RS。現代のクルマでは味わえないこのクルマの魅力にゾッコンのようだ。
■オーナーの回答
Q1:ポルシェ911に興味を持ったきっかけは何ですか?
A1:ポルシェ関連本を手に入れた際「ナナサンカレラ」の虜になり、その後1973年911Sに乗せてもらい、ボディの剛性感に感銘を受けました。この時「将来は絶対に手に入れよう」と決めました。
Q2:どういった用途で愛車のポルシェ911に乗っていますか?
A2:主にワインディングのドライブとオフ会の参加です。
Q3:国産スポーツカーとの違いは何ですか?
A3:ヤレない強固なボディとオーバーホール後は新車以上の状態に戻る部品素性のよさ。
Q4:メンテナンスする際、重視しているポイントを教えてください。
A4:何といっても信頼できるメカニックにお任せすること。
Q5:ほかに気になるクルマはありますか?
A5:困ったことに興味を持てるクルマがない。乗り替えようにも乗り替えられないのです……。
Q6:新型ポルシェ911(992)は気になりますか?
A6:チェックはしていますがそもそもサイズが大きすぎです。911GT3(996型)も乗らせてもらいましたが、面白さを見出せませんでした。空冷以外は興味ないです。
Q7:あなたにとって究極のポルシェ911とは?
A7:1967年911Rです!
Q8:ズバリ、ポルシェ911の魅力とは?
A8:乗るたびにドキドキ、ワクワクする運転の楽しさ。難しいと思っていた操作を達成した時の突き抜けるような爽快感!
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