【歴代ポルシェ911は魔性の魅力を持つ】クルマ界最高峰ブランドが愛される理由

■1989年式RUF CTR

「CTRのエンジンは意思に直結したかのよう」

あくまでもさりげなくRUFであることを主張する

岩瀬 康行さん(51歳)
■購入時期:2009年
■所有年数:約9年半
■現在の走行距離:18万2000㎞
■年間の走行距離:2000〜3000㎞
■購入時の金額:1500万円+レストア費
■年間の維持費:約50万円(保険含む)

世界的にも貴重な「イエローバード」ことRUF CTRを所有する岩瀬さん。かつて世界最速(342㎞/h)のクルマの称号を手に入れたRUF CTRだが、驚くほど高い実用性を兼ね備えているようだ。もう1台の愛車、カレラ2(964型)とともに岩瀬さんにとっては一生モノの存在だ。

■オーナーの回答
Q1:ポルシェ911に興味を持ったきっかけは何ですか?
A1:少年時代からの憧れだった(911に興味を持ったきっかけ)、知人のRUF CTRの助手席体験(CTRに興味を持ったきっかけ)です。

Q2:どういった用途で愛車のポルシェ911に乗っていますか?
A2:ツーリング、サーキット走行、各種イベントへの参加、単なるドライブ。

Q3:国産スポーツカーとの違いは何ですか?
A3:多くを語れるほど国産スポーツカーに乗ったことはありませんが、一般車と比べると、ボディ剛性とそれに伴うクルマとの一体感に違いを感じます。

Q4:メンテナンスする際、重視しているポイントを教えてください。
A4:基本的なメンテに手を抜かないことですが、古いクルマだけに過敏になりすぎないことにも気をつけています。

Q5:ほかに気になるクルマはありますか?
A5:最新のRUF CTR。

Q6:新型ポルシェ911(992)は気になりますか?
A6:まったく気になりません。

Q7:あなたにとって究極のポルシェ911とは?
A7:もう1台所有するカレラ2MT車(964型)かも?(結局自分の愛車ですね)。

Q8:ズバリ、ポルシェ911の魅力とは?
A8:コンパクトで美しいボディと、自分の意思に直結したかのようなレスポンスとパワーを持つエンジンです。

■まとめ/なぜポルシェ911の人気は不滅なのか? 今回のインタビュー取材の8人の声から「見えてきた」こと

「最新のポルシェは最良のポルシェ」という格言めいた言葉がある。高性能と実用性、低燃費などを高次元で融合した最初の911は魅力的だ。

一方、麻薬的フィーリングを持つ「ナローポルシェ」と呼ばれる古い911でしか味わえない世界もある。ポルシェ911にはモデルごとに堪能できる世界があり、それぞれに甲乙つけがたい魅力を持ちあわせている。しかも一度ハマると飽きることのない、実に罪なクルマなのだ。

911を手に入れるのは勇気がいるかもしれないが、今回取材の8人のように一度ハマると極楽の世界が味わえる。それは終わりのない極楽の底なし沼かもしれないが……。

あなたはどの世代の911が好きですか?

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