■1996年式ポルシェ911カレラRS(993型)
「911の魅力はひと言では語れません」
鈴木 芳雄さん(65歳)
■購入時期:2002年
■所有年数:16年
■現在の走行距離:7万8000㎞
■年間の走行距離:4000㎞
■購入時の金額:900万円
■年間の維持費:30万円
(税金、保険、車検、各種メンテ、油脂類、燃料)
ポーラシルバーの1996年式カレラRSに乗る鈴木芳雄さん。2002年に900万円で購入してから16年のつきあいになる。
いまでは993カレラRSは高騰してしまい、3000万円オーバーの世界になってしまっている。そんななかにあって、免許返納まで、手放すつもりはないとのこと。実に嬉しいことです。
■オーナーの回答
Q1:ポルシェ911に興味を持ったきっかけは何ですか?
A1:決め手は16年前に白髪の紳士が颯爽と911を乗りこなす姿。それを見てポルシェに乗りたくなりました。
Q2:どういった用途で愛車のポルシェ911に乗っていますか?
A2:週末の箱根ドライブ、サーキット走行、オフ会です。
Q3:国産スポーツカーとの違いは何ですか?
A3:ポルシェのカタチ、機能、すべてが利にかなった作りになっているところ。
Q4:メンテナンスする際、重視しているポイントを教えてください。
A4:丁寧な作業をするショップを選んでいます。エンジンオイルの銘柄にはこだわりません。タイヤは自分で選び、自分で交換作業をしています。
Q5:ほかに気になるクルマはありますか?
A5:ポルシェ以外に気になるクルマはありません。
Q6:新型ポルシェ911(992)は気になりますか?
A6:空冷911以外はあまり興味がありません。
Q7:あなたにとって究極のポルシェ911とは?
A7:究極とも思えるカレラRS3.8(964型)、ナナサンカレラ。
Q8:ズバリ、ポルシェ911の魅力とは?
A8:ポルシェの魅力はひと言では語れません。ほかの911へ乗り替えることはあっても手放すつもりはありません。免許証返納まで乗り続けます。
■ポルシェにまつわる都市伝説2 「納車から帰宅するまでにクラッチがなくなった?」
最近ではPDKが主流になりつつあるが、930型まではMT車のみだった(「スポルトマチック」というクラッチペダルなしのトランスミッションもあった)。
オルガン式のペダル、慣れるまでは何速に入っているかわからないシフトポジション、ポルシェ911というクルマが放つ重圧で、納車から帰宅するまでにクラッチがなくなる……は大げさとしても、何回エンストしたかわからないという逸話は数知れず。
悔しさのあまり、深夜にクラッチミートの練習をしたり、シフトチェンジを繰り返してみたり、という時代は確かにあった。スムーズにポルシェ911を走らせることは、オーナーの密かな自慢であり誇りなのだ。
■2001年式ポルシェ911ターボ(996型)
「911を手に入れることが人生の目標でした」
RYOさん(41歳)
■購入時期:2016年
■所有年数:3年
■現在の走行距離:4万5000㎞
■年間の走行距離:5000㎞
■購入時の金額:秘密
■年間の維持費:約30万円
「スピードイエロー」という名の鮮やかなボディカラーをまとったポルシェ911ターボ(996型)を所有するRYOさんも、子どもの頃からの憧れを現実にしたひとり。
RYOさんの996型ターボも、早いもので生産から20年近くが経過。メーカー自身も996型は「ポルシェクラシック」として扱っている。その事実をまったく感じさせないコンディションは、RYOさんの愛情のたまものだろう。
それだけに、今後さらに貴重な個体となっていくことは間違いなさそうだ。
■オーナーの回答
Q1:ポルシェ911に興味を持ったきっかけは何ですか?
A1:子どもの時からとにかく大好きで、手に入れることが人生の目標でもありました。
Q2:どういった用途で愛車のポルシェ911に乗っていますか?
A2:自家用車(笑)として使用しています。
Q3:国産スポーツカーとの違いは何ですか?
A3:国産スポーツカーと比較して「全体的にカッチリしている」印象を受けます。
Q4:メンテナンスする際、重視しているポイントを教えてください。
A4:信頼できるショップにお任せしています。
Q5:ほかに気になるクルマはありますか?
A5:ロータスエリーゼです。
Q6:新型ポルシェ911(992)は気になりますか?
A6:正直いってあまり気になりません。
Q7:あなたにとって究極のポルシェ911とは?
A7:「911ならすべて!」です。
Q8:ズバリ、ポルシェ911の魅力とは?
A8:911の魅力といえば、何といっても乗っているだけで楽しいと感じることです。そして、眺めているだけで嬉しい気持ちになれます。
コメント
コメントの使い方