アルファード ヴェルファイアを超えるミニバンはなぜ出ない??

■さらに日本ではレアな輸入車だと注目を浴びること間違いなし!

 ここからは日本でもお馴じみのメーカーだが、日本に未導入のアルファード、ヴェルファイアのライバルとなる車種を紹介しよう。

 日本では一部の並行輸入業会社が輸入しているので、購入することができる。まずはVWのトランスポーターモデルとして活躍している「T6」を紹介しよう。

 T6にはトランスポーター仕様のほか、キャンピング仕様の「カリフォルニア」もあるのだが、3列シート7人乗りで居住性を高めた「カラベル」を取り上げてみたい。

■VW T6カラベル

日本未導入の3列シートミニバン、VW T6
日本未導入の3列シートミニバン、VW T6

●車両価格:900万円(乗りだし価格は2019年5月時点) ※取材協力:オートリーゼン
●ボディサイズ:全長×全幅×全高:4904×1904×1990mm、乗車定員:7名
●エンジンスペック:2L直噴、直4ディーゼルターボ、150ps/34.7kgm
●安全装備:ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)/レーンキープアシストシステム/プリクラッシュブレーキシステム/リアトラフィクアラートなど

背の高い1BOXタイプだけに居住性は高い。シートはいかにもドイツ車的な質実剛健な作り
背の高い1BOXタイプだけに居住性は高い。シートはいかにもドイツ車的な質実剛健な作り

■プジョートラベラー

PSAとトヨタが共同開発したプジョートラベラー。あまり日本では見かけない顔だけに目立つかもしれない
PSAとトヨタが共同開発したプジョートラベラー。あまり日本では見かけない顔だけに目立つかもしれない

 次はプジョーとシトロエンのアライアンスであるPSAとトヨタがタッグを組んで生み出した「プジョートラベラー」だ。

 よーく見ると、欧州トヨタが発売している現地のハイエース「プロエース」でもある。ちなみにシトロエンでは「スペースツアラー」として発売されており、いずれも異なるボディサイズを持っているという。

こちらがトヨタ製プロエース。グリルは最近のトヨタデザイン、キーンルックを採用している
こちらがトヨタ製プロエース。グリルは最近のトヨタデザイン、キーンルックを採用している
グリルにダブルシェブロンが入るシトロエンスペースツアラー
グリルにダブルシェブロンが入るシトロエンスペースツアラー

 もし、アルファード、ヴェルファイアより目立ちたい人がいるなら、こんなフレンチミニバンはいかが?

●車両価格:598万円(乗りだし価格・2019年5月時点)※取材協力:ワイエムコーポレーション
●ボディサイズ:全長×全幅×全高:4956×1920×1890mm(スタンダード) 乗車定員:8名
※参考。サイズはコンパクト、スタンダード、ロングの3種類。
・コンパクトは4606×1920×1905mm、ホイールベースは2930mm
・ロングは5309×1920×1890mm、ホイールベースはスタンダードと同じ3275mm
●エンジン:2L、直噴ディーゼルターボ、180ps/40.8kgm
●安全装備:ヘッドアップディズプレイ/長時間運転時の休憩勧告アラームなど※車線逸脱警告機能やスマートビームヘッドライト、それにアダプティブクルーズコントロールやアクティブシティブレーキシステムはオプション

2-3-3、3列8座のシート配列を持つ8人乗りのプジョートラベラー。2人乗り、5人乗り、8人乗りが用意されている<br>
2-3-3、3列8座のシート配列を持つ8人乗りのプジョートラベラー。2人乗り、5人乗り、8人乗りが用意されている

■番外編/海外版ハイエースはアルファード、ヴェルファイアを超える?

このまま日本で販売しても売れそうなハイエースGLグランディア(フィリピンでラインアップ)<br>
このまま日本で販売しても売れそうなハイエースGLグランディア(フィリピンでラインアップ)

 2019年3月に発表された海外版ハイエース。日本で発売されるハイエースとは違うものだが、番外編として紹介しておこう。

 上の写真のハイエースはフィリピンで販売されているハイエースGLグランディア。

 一見すると、日本で販売したらすぐ売れそうに思えるが、ボディサイズは全長5265×全幅1950×全高1990mm、ホイールベースが3210mmという、12人乗り。デカすぎてとても日本では、無理だろう。

 フロントマスクはノア、ヴォクシーに似たイメージで、アルファード、ヴェルファイアのオラオラ顔に比べるとちょっと弱いかも。

次ページは : ■それぞれの「顔面偏差値」で評価

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