三菱自動車の新型ピックアップ、トライトンとグローバル新型コンパクトSUVのエクスフォースが、国際的に最も権威のあるデザイン賞の1つ、「iFデザインアワード2024 プロダクトデザイン分野」を受賞した。
文/ベストカーWeb編集部、写真/三菱自動車
■最も権威のあるデザイン賞の1つ「iFデザインアワード」受賞
三菱自動車は、新型トライトンと新型エクスフォースが「iFデザインアワード2024 プロダクトデザイン分野」を受賞した。
iFデザインアワードは、ドイツ・ハノーバーを本拠地とするiF International Forum Designが主催する国際的に最も権威のあるデザイン賞の一つで、70年にわたり優れたデザインを選出している。
iFデザインアワード2024では、国際的に活躍する132名のデザインの専門家が、72の国と地域から応募された約1万1000件のデザインをアイデア、フォルム、機能性、差異化、インパクトの5つの基準で審査。
三菱自動車工業デザイン本部長の渡辺誠二氏は「世界で最も権威のあるデザインアワードの一つで、今年度発表した2車種のデザインを高く評価いただき、大変光栄に思います。個性的なフォルムによって、新型トライトンでは勇猛さ、新型エクスフォースでは軽妙さなどを表現しながらも、三菱自動車のデザインらしい堅牢さが感じられるところを、今回ご評価いただけたと考えています。今回の受賞をきっかけに、より多くのお客様にトライトンとエクスフォースの魅力をお届けしてまいります」と喜びを語っている。
ちなみに日本においても、2023年度の「2023年度グッドデザイン賞」をトライトン、エクスフォース、デリカミニ(2023~2024デザインカーオブザイヤーも受賞)が受賞するなど、三菱車のデザインは高く評価されているのだった。
■新型トライトンの受注好調、エクスフォースの日本発売望む!
新型トライトンは2023年12月21日に発表され、日本では2024年2月15日から発売開始となった。2月13日時点の数値だが、トライトンの受注台数は、月販目標台数(200台)の6倍を超える1300台の受注を獲得し、そのうちの8割が、増車や三菱車以外からの乗り換えであったという。
新型トライトンは1978年に発売されたフォルテをルーツとする1トンピックアップトラックで、以来5世代にわたり約570万台を生産、世界約150カ国で販売してきた三菱自動車の世界戦略車。
デザインにおいては「BEAST MODE」(勇猛果敢)をコンセプトに掲げ、ピックアップトラックに求められるタフさや力強さに加え、堅牢さを持ちながら俊敏さも併せ持つ堂々とした佇まいを表現。
新型エクスフォースは、ベトナムをはじめ、インドネシア、フィリピンなどのアセアン地域、南アジア、中南米、中東、アフリカなどに投入されるグローバル新型コンパクトSUV。2023年8月に初公開され、2024年2月から輸出が開始されている。ちなみにエクスフォースの日本発売はいまのところないとのことだが、ぜひ日本にも導入してほしいものだ。
「SILKY & SOLID」をデザインコンセプトとし、スタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインのエクステリアと、先進感のある洗練されたインテリアとなっている。
三菱車のデザイン言語、ダイナミックシールドが今後、どのように熟成、変化していくのか、楽しみだ。
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