【C-HR初マイチェンでGRスポーツとMT追加】奪還めざせSUV王座

精悍なスポーツグレード”GR SPORTS”を新設定

アグレッシブなフロントマスクを持つGR SPORTS
アグレッシブなフロントマスクを持つGR SPORTS

 これまでプリウス、ヴィッツ、ノア、ハリアーなどに設定されてきた、トヨタGAZOOレーシングが手掛けるスポーツブランドのGRがC-HRにも設定された。

 エンジン本体には手が加えられていないが、大開口部のエアインテークや大型フォグランプを備えるフロントマスクをはじめ、フロントフロア下にトンネルブレースを追加しボディ剛性を強化し、操舵応答性の向上やフラットな乗り心地とスポーティな走りを両立したほか、GRがチューニングした足回りや19インチタイヤを装着したことにより、大幅に走りの性能がアップしている。

GR  SPORTSのコクピット。専用本革巻き3本スポークステアリングを装着。内装色はGR専用のブラック
GR SPORTSのコクピット。専用本革巻き3本スポークステアリングを装着。内装色はGR専用のブラック
GR SPORTS専用スポーツシート。GRエンブレムとシルバーダブルステッチが入る
GR SPORTS専用スポーツシート。GRエンブレムとシルバーダブルステッチが入る

■C-HR”GR SPORTS”の主な装備内容
●機能
・GR専用トンネルブレース
・GR専用チューニング:フロント&リアのコイルスプリング&ショックアブソーバ&スタビライザー&電動パワーステアリング
●エクステリア
・GR専用フロントデザイン(フロントバンパー、大開口アンダーグリル、アンダーガード、大型フォグランプ、ベゼル)
・GR専用フロントエンブレム(フロント、サイド、リア)
・GR専用トヨタエンブレム(リア:アクリル+ブラック)
・225/45R19タイヤ&7.5J×19インチ専用アルミホイール
●インテリア
・GR専用本革巻き小径3本スポークステアリング(シルバーステッチ+GRエンブレム+スポーク部のダークメタリック塗装)
・インストルメントパネル加飾&ドアインナーガーニッシュ(GR専用金属調ダークシルバー塗装)
・専用スポーティシート(GRエンブレム+シルバーダブルステッチ付き)
・アルミペダル
・GRロゴ付き専用スタートスイッチ
・内装色はGRロゴ付き専用ブラック

GR SPORTSの追加によってどこまで販売台数が伸ばせるか? SUVナンバー1の起爆剤になってくれるのか? いずれにしても走りは相当期待できそうだ
GR SPORTSの追加によってどこまで販売台数が伸ばせるか? SUVナンバー1の起爆剤になってくれるのか? いずれにしても走りは相当期待できそうだ

6速iMTを新設定!

1.2Lターボに、6速iMTが新設定された(写真はカローラスポーツの6速iMT)
1.2Lターボに、6速iMTが新設定された(写真はカローラスポーツの6速iMT)

 カローラスポーツの1.2Lターボに設定された6速iMTがC-HRの1.2Lターボにも新たに設定された。iMTとはインテリジェント・マニュアルトランスミッションの略で、トヨタとアイシンエーアイが共同開発したもの。

 発進時にエンストしないよう補助してくれる発進アシスト機能やシフトダウン時に自動的にエンジン回転数を合わせる自動ブリッピング機能を備えていることが特徴だ。

 C-HRはカローラスポーツと違い、iMT専用SWを押すとiMTがスタンバイ状態になる。SPORTSモードで、iMTがスタンバイになるわけではない。

 また、発進アシスト機能はすべてのドライブモードで作動。発進時のクラッチ操作を検出し、エンジン出力を最適に調整(トルクアップ)することでクラッチのみでの発進操作をよりスムーズに行えるようにしている

  自動ブリッピング機能はスポーツドライビングの時に頼もしい装備だ。MTでシフトダウンしてコーナーに進入する際、右足でブレーキペダルを踏みながら左足でクラッチペダルを踏み、シフトダウンしながら右足の踵でアクセルペダルを踏んでエンジン回転を上昇させて、シフト操作のショックを解消する行為「ヒール・アンド・トゥ」は、スポーツドライビングの醍醐味だが、iMTはこのブリッピングを自動で行ってくれるのだ。 知らないユーザーにMTの楽しさを体感してもらうには、この高等テクニックを疑似体験できるのは大きい。

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