BMWがスイッチを触らなくても各種操作が可能な次世代のインターフェイスをCES2017に出展する。ホログラムを使った仮想タッチスクリーンで、「BMW HoloActive Touch(ホロアクティブ・タッチ)」と名付けられた新システム。来年1月の公開が楽しみだ。
文:WEBベストカー/写真:BMW
ホログラムなのにタッチ感がある!?
毎年1月初頭に米国ラスベガスで行われるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)。民生機器の最先端テクノロージーが集結する世界最大規模のイベントだ。2017年1月5日~8日に開催が予定されている同イベントで、BMWが次世代のインターフェイスを提案する。
「BMW HoloActive Touch(ホロアクティブ・タッチ)」と名付けられてあることからも連想できるように、ホログラムを使ったシステムだ。空間に浮かぶフローティングディスプレイを指で触れるしぐさで操作する。ホログラムだが触覚的な手応えを返すことで、確かな操作感を実現するという。
この新システムは、ヘッドアップディスプレイ、ジェスチャーコントロール、直接的なタッチスクリーンなどの利点をすべてあわせ持っており、物理的な接触をせずともしっかりとした操作感が得られる初のインターフェイスになっているという。
BMWはこれまでも先進的なインターフェイスを先取りしてきた。
2015年のCESではBMWジェスチャーコントロールを公開し、これは翌年発売の新型7シリーズや5シリーズで採用されている。また2016年のCESでは、AirTouchシステムを公開。これは、手を空中で動かすことで、ダッシュボード上のパノラマディスプレイ上にコントロールパッドを起動できるというものだった。今回出展予定のホロアクティブ・タッチは、これまでのインターフェイスを統合した操作体系やヘッドアップディスプレイに相当する機能を提供する。
ホログラムによるバーチャル操作パネルはフレキシブルな表示を可能とし、センターコンソールと同じ高さで、ステアリングの横の空中に表示される。手の動きはカメラによって検知され、指示されたとおりの機能を実行するという。
CES2017での詳細発表を待ちたい。
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