■後継者問題、次世代技術問題
スズキで気になるのは、他社との業務提携から商品化に至るまで、多岐にわたる重要な判断を鈴木修会長が行ってきたことだ。現時点で社長を務められる鈴木俊宏氏もベテランだが、鈴木修氏の時代がとても長かった。
またスズキはマイルド/フルハイブリッドを用意するなど電動化も進めるが、コンパクトな低価格車を中心にそろえるから、高コストな燃料電池車、電気自動車、プラグインハイブリッドなどは馴染みにくい。
このような事情もあってトヨタとの業務提携を行った。
それでも現時点で、スズキが日本の市場に優しいメーカーであることは確かだ。かつては他のメーカーも同様だったが、みんな外を向くようになってしまった。スズキにも不安な要素や欠点はあるが、今の状況ではスズキが支持されるのは当然だ。
情けない話だが、どちらかといえば、消去法でそうなっている。
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