「足回りのチューニング」というと「いやそこまで本格的に手を入れるのはちょっと……」だとか「要するに硬くなるんでしょ? 乗り心地が悪くなるのは困る」というような心配をされる方が多い。
しかしご心配めさるな。今どきのサスチューンは「乗り心地とスポーツ性能の両立」なんて大前提。愛車を気軽にワングレード上げられると思っていただければ幸いだ。
そんなサスペンション交換、本記事では代表的なメーカーと商品のひとつ、BLITZを紹介したい。
文:ベストカー編集部
初出:ベストカー2017年12月26日号
■ハイスペックをもっと身近に!
ブリッツのサスペンションと聞くと、ハードなチューニングを得意とするメーカーというイメージから、「乗り心地が硬いのでは?」と思う人もいるだろう。
しかし、独自の「こだわり」を持った開発手法などを取るブリッツのサスペンションは、そのイメージをいい意味で裏切る。
「こだわり」のひとつは、ボッシュ製のSDL(サービス・ダイアグノーシス・ライン)というサスペンションテスターを使った開発だ。
純正サスペンションの減衰特性に合わせた車高調を開発したり、ミニバンやワゴンはサーキットを走らないクルマがほとんどなので、高速道路での長距離移動などに重点を置いた開発などを行っている。
もうひとつの「こだわり」は、車種によって「~セダン」「~スポーツ」などといったシリーズ分けをしないことだ。ブリッツでは「DAMPER ZZ-R」という商品ひとつしかない。この商品ひとつで、すべてをカバーしていることを意味する。
内部構造はサーキットを走るようなスポーツモデル用から、街乗りのコンフォートなワゴン用まで一緒だが、それぞれのキャラクターに合ったブリッツとしてベストと思われる減衰力、バネの硬さでチューニングしている。
なので、軽自動車でサーキットを走っても対応できてしまうくらいの、信頼性とキャパシティを持っているのだ。
■初めての方にもお薦め
一部のノーマル車では、乗り心地がフニャフニャで落ち着かないとか、サスペンションが硬くて後部座席で奥さんやお子さんが振られて酔ってしまうという不満もあったりする。
ブリッツのサスペンションは、スプリングのバネレートが上がるので、乗り心地が悪化するように思われがちだが、減衰力とのマッチングで揺れを抑えたり、シッカリ感はありながらも突き上げをよりソフトにするという味付けがされている。
またスポーツモデルの乗り心地が硬いクルマは、毎日サーキットに行くわけではないので疲れてしまう……という不満を持っている人にも満足してもらえる乗り心地のよさも実現している。
サスペンション交換と聞くと、一部のマニアックなクルマ好きがするイメージが強いかもしれないが、ブリッツではタイヤやホイールを換えるくらいのイメージで気軽に考えてもらえる価格設定とし、さらに「3年間もしくは6万km」という国内最高クラスの保証制度まで付けている。初めて交換するけど、不安があるという人にもオススメだ。
商品に関する詳細 BLITZ(https://www.blitz.co.jp)
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