Amazon「Echo Auto」に話かけるだけで、車内から家の暖房も入れられるのは超便利なのだ!

■取り付けは簡単! スマートフォンとの連携が必要

Echo Autoを使用するにはスマートフォンが必要になる
Echo Autoを使用するにはスマートフォンが必要になる

 さて、実際のEcho Autoだが、非常にコンパクトで寸法は幅85mm×奥行き47mm×厚さ13.28 mm、重量も45gしかない(Amazon公称値)。取り付け自体も5分あれば完了する。

 ただここからが重要、Echo Autoを使用するにはBluetoothを搭載するスマートフォンが必要となる。iOSであれば 12 以上、Android OSであれば 6.0 以上が必要となる。

 基本的な使い方は家庭用と同様にスマホに「Amazon Echo」のアプリをインストールして、Echo AutoとはBluetoothで接続する。最近の新型車には無線LANを搭載しているクルマも徐々に増えてきているが、この機能とのダイレクトな接続はできない。

 あくまでもスマホとの接続が前提となる。そう考えるとスマートスピーカーから機能を絞った音声入力デバイスという考えもできる。

 このBluetooth接続はあくまでもEcho Autoとスマホ側の基本となる連携だ。音楽再生や音声を聴く場合はカーナビやディスプレイオーディオのような車載機器とBluetooth、または外部音声入力端子があればEcho Auto側のAUX端子から付属のケーブルを使い接続できる。

■音楽再生サービスの通信料には注意が必要

ホルダーを使用すれば設置場所を選ばないが、使用にはインターネット通信が必要となる。通信契約内容をしっかりと確認しておこう
ホルダーを使用すれば設置場所を選ばないが、使用にはインターネット通信が必要となる。通信契約内容をしっかりと確認しておこう

 Echo AutoもEchoシリーズであることから同様の操作が可能だ。

 まず連携する音楽再生サービス、筆者はこれまで「Amazon Music」と「Google Music」を使ってきた。いずれも接続させるプロバイダー契約で通信料が発生しない「カウントフリー」を活用してきたのだが、「Google Music」が「YouTube Music」に変更された際にどうやらこれが使えなくなった。

 今後はまだ未定のようだが、ゆえに現状音楽再生は「Amazon Music」のみとなっている。

 言いたいことは、音楽再生もそれなりの通信料を使うことになるので、自分の契約しているサービスの規定をしっかり確認する必要があるということ。

 ただこれに関しては最後に「ちょっといい話」をプラスするのでぜひ読んで欲しい。

■車内から家電をコントロールできるのは便利だ!

スマホを使って多様な機能をカスタマイズできるところが大きな魅力だ
スマホを使って多様な機能をカスタマイズできるところが大きな魅力だ

 Echoシリーズの大きな魅力は3500以上ある「スキル」という一種のプログラムをスマホ側にインストールすることで前述した機能を使うことができる。

 実際筆者はニュースや前述した音楽再生がメインだが、クルマに搭載されているカーナビのチューナーが「ワイドFM」に対応していないので「radiko」を使い、高音質でラジオ番組を楽しんでいる。

 さらに文字通り英語のスキルを身につけたいならば英会話勉強用のスキルも存在する。通勤にクルマを使っているのであれば、その時間を学習に充てることもできる。

 つまり同じEcho Autoでも人によって使い方が異なる。要はカスタマイズできる事が最大の魅力なのだ。

 そして今回特にオススメしたいのが、クルマと家、つまり家電との連携である。元々、家で使えるEchoの機能を車内でも使えるというのがEcho Autoの魅力だが、Echoは複数台でもアプリ上で一元管理される。つまり車内から家のEchoを操作することも可能になる。

家電等をコントロールできる「SwitchBot」の「ハブミニ(上)」(実勢価格:3980円)。非赤外線の照明などのスイッチは「ポット(下)」(実勢価格:3580円)を使いスイッチを機械的に押す
家電等をコントロールできる「SwitchBot」の「ハブミニ(上)」(実勢価格:3980円)。非赤外線の照明などのスイッチは「ポット(下)」(実勢価格:3580円)を使いスイッチを機械的に押す

 そこで別途導入したのが、Alexa対応の「スマートホーム用」の学習リモコンなどだ。まず学習リモコンはこれまでも発売されているが、自分が使用しているのは「SwitchBot」という商品。

 最初に本体にエアコンやテレビのリモコンデータを登録する。そしてこれをスマホ側に専用アプリをインストールすることでスマホで複数リモコンの基本操作が可能になる。

 そしてこれをAlexaと連携させることで(設定はそれなりに苦労したが)、一例だが車内から音声で家のエアコンのオン/オフができるようになる。特に寒いこの時期などは家に着いた時に暖房が入っていた方がありがたい。また逆にエアコンを消し忘れた時も同様に車内からオフにすることもできる。

 またこれらは基本赤外線リモコンを登録する形になるが、家の照明機器など手で押すタイプのスイッチの場合でも写真のような「指ロボット」と言われるデバイスを装着することでAlexaによる音声操作を可能にする。

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