車内でスマホを充電したり、電化製品を使ったりと近頃、車載充電器はなくてはならない装備に。
最近は、USBポートが標準装備されている車も増えていますが、車載充電の方法はまだまだシガーソケット経由が主流です。
そこで今回は、今では欠かせなくなった車載充電器の選び方を、元自動車ディーラー営業マンの立場から解説します。
文:佐々木亘
写真:Adobe Stock
充電する“モノ”によって最適な充電器は違う!
まずは、車内でどんなものを充電したいのか、考えてみましょう。
【1】スマホやカメラ、モバイルバッテリーなど、USB接続ができる機器を、複数同時に充電したい
【2】コンセントをさしてつかう電化製品を使いたい
【3】ワイヤレス充電ができるスマホを、純正装着のようにスッキリとスマートな見栄えにしたい
このように、車で充電&給電したいモノの種類はさまざま。すべての用途に対応した万能な車載充電器はないので、必要な機能を持った車載充電器を選択しましょう。
同時利用には複数口のUSBポートを持つ車載充電器が便利!
同乗者分の複数のスマートフォンを同時に充電したり、コネクタ形状の異なる複数のUSB製品を充電する際に活躍するのが、複数口のUSB車載充電器です。
2個口の製品が多いですが、最大で4個口のUSBポートを持つものもあります。USBケーブルを複数本準備すれば、複数同時に充電することが可能です。
ちなみにUSBの規格は、タイプA、タイプB、タイプCといったように、年代ごとに主流となる規格が変わっています。利用する機器のUSBのタイプに注意して、USBケーブルを選ぶようにしてください。
こうした場合も、給電口が多い車載充電器だと、コードを差し替える手間が省け、たいへん便利です。
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「インバーター付き給電器」は家電に使え災害時にも便利
シガーソケットから給電できる電気はDC12Vなので、一般家電に使っているAC100Vの電化製品には適合しません。そこで活躍するのが、「インバーター付きの給電器」です。
直流電源を交流電源に変換する「変換器」の役割を持っており、一般家電への給電が可能になります。災害時やアウトドアでも活躍する車載給電器です。
ただし、車載給電器は定格出力が決まっており、概ね100~400W程度。使用機器に合わせて選ぶ必要があり、定格出力を超えた機器は使用できません。
また、インバーター付き給電器を起動させる際には、大きな電力が発生するため、余裕を持ったインバーターを選び、シガーソケットのヒューズを少し大きめのものに変更するといいでしょう。
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