WRCで初めてターボ車が勝った! 魔改造のルノー・サンク・ターボ
ルノー・サンクというFFの大衆ハッチバックに、1.4Lターボエンジンをミドにぶち込みリア駆動にするという荒業を施したのが、1980年デビューのルノー・サンク・ターボだ。
そして翌1981年のモンテカルロでフランス人ドライバー、ジャン・ラニョッティが見事優勝を飾った。ターボ車がWRCで勝利するのは初の快挙だった。
そして驚くなかれ! その現車が目の前を走っているのだ。ターボエンジンから放たれる乾いたサウンドと、飛び切り大きなリアフェンダーにしばしポカンと見とれてしまった。
ちなみにラニョッティはWRCで3勝しているが、いずれもルノー・サンク・ターボでの勝利だ。サンク・ターボはWRCを制覇することはできなかったが、アウディ・クアトロに始まるターボ4WDの時代に抗った特別な1台としてこれからも記憶にとどめられるだろう。
なお今回は1966年製のBMC ミニクーパーS、1974年製のフィアット・アバルト・X1/9、1981年製のアウディ・クアトロも試走し、感激させられた。
状態のいい旧車は素晴らしいが、WRCを戦ったクルマには、その1台1台に注がれた情熱や悲哀といったものが感じられる。
なお、富士モータースポーツミュージアムでは3月中旬に2回目の試走を予定しており、公開する方向で調整中というから、情報が入り次第お伝えしたい。
THE GOLDEN AGE OF RALLY IN JAPAN は 富士モータースポーツミュージアム内 2F展示エリア で 2025年4月8日(火) まで開催中。詳しくはhttps://fuji-motorsports-museum.jp/
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