キャラが異なる世界最高のF1マシンたち。毎年のように形状が変わり、ファンたちはその変化っぷりを楽しみにしている。そのなかでも、個性的すぎて登場から50年近くの年月が経過した今でも愛されまくっている1台が、ミニカーになったとかもうテンションぶち上げだわ!!
文:ベストカーWeb編集部 鈴村朋己/写真:京商、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】タイレル愛おしい!! 6輪で優勝もした異次元F1マシンすごいよな、マジ!!!!(18枚)画像ギャラリー世間をあっと言わせた6輪フォーミュラ1
時速300km/mを超えるマシンたちが、火花を散らしながら世界中のサーキットを駆け抜ける。その猛獣を操るのは、巧みなテクニックを持つ才能溢れたドライバーたち。命を落とす可能性も高いが、彼らは覚悟している。フィールドでナンバー1はオレなんだ。
そんなアグレッシブでリスキー、だけれど勇敢な姿をひと目見ようと、心を打たれたファンたちはサーキットへ足を運ぶ。なかでも4輪最高峰モータースポーツカテゴリーのF1は、2025年に創立75年の節目を迎えた。
長い年月の間には、様々なマシンが世に放たれてきた。高い戦闘力で数々の勝利を挙げたケースもあれば、常にテールエンダーを走行しているマシンも。一方、速さでは劣るものの、カラーリングやコンセプトがウケたマシンも存在している。
そのなかでもひと際個性的で、現役を引退した直後も愛され続けているF1マシンがある。「たいれる」の愛称でも親しまれ、1976年から1977年の2シーズンを戦った、ティレルP34である。
極めつけはただひとつ。最初で最後の実戦を走った6輪フォーミュラマシンだということ。
そんなティレルP34を、ホビーのプロフェッショナル集団である京商が、1/64サイズに精密再現した。種類はなんと6種類もあるという。早速気になる中身を見ていこう!!
【画像ギャラリー】タイレル愛おしい!! 6輪で優勝もした異次元F1マシンすごいよな、マジ!!!!(18枚)画像ギャラリー全国のファミマで限定販売開始!!
まずは大手コンビニエンスストアのファミリーマート限定モデル。こちらは1976年に実戦を戦った仕様で、デカールをはじめとするディテイルまで細かく再現されている。
ラインナップはジョディ・シェクター選手が操ったゼッケン3号車と、パトリック・デパイユ選手がシートに腰掛けた2種類だ。
また、ファミリーマート限定商品はミニカーブックシリーズ21弾として展開されるため、小冊子が付属する。P34の歴史を解説するほか、様々なパーツを流用してP34自作をした職人の裏話など、盛りだくさんのコンテンツが収録されている。
【画像ギャラリー】タイレル愛おしい!! 6輪で優勝もした異次元F1マシンすごいよな、マジ!!!!(18枚)画像ギャラリーカウル違いの1977年仕様はオンラインで!!
さらに、京商オンラインショップでは、1977年仕様を販売。1976年仕様はブルー一色だったが、1977年仕様はブルーとホワイトに変更されている。
そのほか、カウルの形状も空力性能向上のためにエンジンまで覆うフルカバードタイプに改められた結果、流麗になっており、ミニカーでも実車さながらのフォルムをまとっている。
しかし、実車ではシーズン途中で旧型カウルが再び採用されるバックグランドがあったことから、京商オンラインでは1977年の新旧カウルバージョンが2モデル、合計4台が展開されることとなった。
価格はファミリーマート限定版が4400円、京商オンラインサイト版が3300円だ。
F1世界選手権75年史のなかで、戦ったのはわずか2年。けれども、2025年になった今でも、ティレルP34のファンは大勢いる。
完成度の高い1/64ミニカーからは、後世に残したい記憶と想いがマジマジとにじみ出ている。唯一無二のF1マシン。その素晴らしきストーリーに、大きな拍手を送りたい。
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コメント
コメントの使い方同じ六輪でも、問題だらけだったティレルP34より、ウィリアムスのFW07Dの方が、
実際に大幅に速い&タイヤ供給問題も解決&見た目まで圧倒的に格好いい、と完全に上なのに
話題にならずティレルばっかりなのが不思議でしょうがない。