火星人がなぜかトヨタなどを慰問!? うっかり忘れられがちな現行車たち 21選

■ホンダ家

 続いてホンダ家へ。地味に肩身が狭そうなふたりをハッケン。シャトルもグレイスも、本家のフィットが代替わりしたのに、取り残されているね。

シャトル「俺たちも生まれ変われるかな?」

シャトル…先代フィットベースのステーションワゴン。登場からまだ5年。底堅く売れているが、フルチェンジの予定は見えない

グレイス「私は新型がタイで生産が始まってるから、可能性はあるわね。でもあなたは先がないかも!」

グレイス…同じく先代フィットベースのセダン。アジアではシティ名で超メジャーながら日本では超地味に旧型が延命

 わぁ残酷! ステーションワゴンは、どの家でも立場が厳しいんだね。

■マツダ家

 マツダ家では、CX-3が居心地悪そうにしてた。どうしたの? 元気出して!

CX-3「急に兄貴(CX-30)が出てくるなんて、聞いてないよ!」

CX-3…SUVとしては室内が狭すぎるため、いまひとつ販売が伸びず。CX-30の登場で存在そのものが微妙に

 どうも、お家騒動みたいだね。

【関連記事】5月18日に商品改良が発表されモデル継続が決まったCX-3。とりあえず良かったね!?

 富士家では、レガシィB4がさみしそうな顔しているよ。大丈夫かい?

■富士(スバル)家

B4「大丈夫もなにも、アメリカでは新型が出たのに、オレ、このままでいいのかな?」

レガシィB4…北米市場にシフトし、日本での販売は期待されていないが、レガシィの名前を消さないためだけに生きる!

 どっちにせよ日本じゃおっきすぎて売れないから、どっちでもいいんだろうね……。あ、でもそんなこと、本人の前じゃ言えないや!

■ニッサン家

 ところ変わってニッサン家。わあ、ここにもいるいる! おっさん臭いセダンたちがまだ3台もいた~!

シルフィ「私は中国では大ヒット車よ!」

シルフィ…2012年発表。日本では地味な高齢者向けセダンながら中国ではVモーショングリルの新型が昨年から活躍中

ティアナ「俺だってそうだ! 日産の屋台骨を支えてるのは俺たちだ! 日本での地味扱いは許せん!」

ティアナ…2013年発表。日産のアジア・オセアニア向け世界戦略車ながら、そこに日本は入っているのかどうか……

 まだまだ鼻息荒いなぁ。でも実はシルフィちゃん、中国ではすでに新型になってるんだよね……。ところでシーマさんは?

シーマ「どーせ、まだいたのかって思ってんだろ!?」

 正直に言えば。でも日産の最高級セダンだから、なくそうにもなくせず、静かに長生きできそうでよかったよ!

シーマ「くっ…」

シーマ…フーガのロングストレッチ版。日産のブランドイメージ回復のため復活したが、いるのかいないのか……

マーチ「僕はあんまり先は長くないだろうな。欧州では名前の違う後継車が活躍中だし」

マーチ…2010年に登場。タイ製の逆輸入車となって質感が劇的に低下、販売も一気に低迷するも、テコ入れなく放置!

 でもキミは日産のボトムレンジを担うクルマだから、ひょっとして放置のまんま長生きがまだまだできるかも!

マーチ「まさかこんな日陰の人生になるなんて……。先祖たちは華やかだったのに!」

 大丈夫! 分家のミツビシ家には、もっと恵まれないコがいるから!

■ミツビシ家

i-MiEV「まだ生きてるぞ~」

i-MiEV…2006年に軽自動車「i」のEV版、世界初の量産EVとして華々しく登場するも、経営難で後継モデルの開発が進まず、現在もなぜか登録車になって延命中

 ほとんど地縛霊化してるね。でもキミは貴重なEVだから、まだ長生きするさ! だって後継モデルが作れないから!

i-MiEV「化けて出てやる~!」

 励ますつもりだったけど、呪われそうだね。

ミラージュは改良されたばかり!…2012年、10年ぶりに復活するも販売は低迷。この4月にダイナミックシールドを投入して、さらに延命決定!

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