【番外コラム】すぐさま改良された失敗フルモデルチェンジ列伝
(TEXT/永田恵一)
まず思い浮かぶのは現行LSの初期モデル。「パナメーラのようなスポーツセダン」というイメージで乗るとそこまでシャープに走るわけでもなく、そのわりには乗り心地も悪いと、乗り味のコンセプトがサッパリわからなかった。それが翌年のモデルではハンドリングと乗り心地が同時にピシッとしたものになり、“別人”のようだった。
もう一台は先代eKワゴン&デイズだ。初期モデルはNA車でACオンだと流れに乗るのにアクセル全開が日常茶飯事で燃費は悪い、乗り心地はガタガタなどなど、軽ハイトワゴンでは圧倒的最下位だった。
それが翌年のモデルは動力性能と燃費こそ改善されても水準以下どまりだったが、乗り心地はトップクラスに生まれ変わった。
改良はいいことだが、2台とももう少し煮詰めてから出してほしかったぞ。
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