■ダイハツ ムーヴキャンバス(2016年9月登場/2020年9月の月販:4996台)
ダイハツの販売店では「スライドドアは欲しいが、タントほどの背の高さは要らない。だから全高が1700mm以下で外観も可愛いムーヴキャンバスが売れているんです」という。
30歳以下の世代は幼い頃からミニバンに親しんで育った人も多い。
“クルマ選びの基本はスライドドア派”も多いが、車種の大半は全高が1700mmを超える。1600mm台のムーヴキャンバスは貴重な存在ということで人気も安定。
●販売現場からの視点(by遠藤 徹)……あまり背が高くない両側スライドドアの軽というキャラで、丸っこいキュートなデザインがウリ。ゆえに女性層を中心に幅広いユーザー層に浸透中。直接のライバル車が存在しないのも強みだ。
■ダイハツ ウェイク(2014年11月登場/2020年9月の月販1703台)
FFの軽乗用車で、全高が1800mmを超える車種はウェイクだけだ。天井が高いので、頭上にはタントやN-BOXを上回るタップリした空間があり、棚やネットを装着して収納スペースとしても活用できる。
また、直線基調の角張ったデザインにより、有効室内長にも余裕があるから、車内をフラットにレイアウトすると車中泊にも使いやすい。
全高が同じほどのライバル車がいないため、需要が集中しているのもポイント。人気車とはいえないものの一定の売れゆきはそれらの要因がある。
●販売現場からの視点(by遠藤 徹)……全高がかなり高く、室内が広いので遊びグルマとして使い勝手は抜群! ……という狙いがユーザーへある程度伝わり、安定して売れている。角張ったデザインは男性ユーザーにウケがいい。
【番外コラム】逆に……登場数カ月で失速のトホホなクルマたち
10年経っても売れているモデルがあれば、その逆もあるのです。
まずマツダ3ファストバック。登場1カ月後の昨年5月は1207台だったが、その後目を見張る上昇なし。半年後の昨年11月は461台でした(涙)。
期待値が高かったCR-V、立派になったアコードも三桁クラブの常連さん。アコードは半年経過で月販414台……。
どれも評価は高いだけに、もったいないなあ…とい感は否めない。
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