気づけば絶滅危惧種… MTやタコメーターなど…近く消えるかもしれないクルマ技術 5選

シフトノブ

 センターコンソールやダッシュボードから突出したシフトノブも、将来的には廃止されていくでしょう。シフトは電気信号で切り替え判定が残ればよいため、プッシュボタンでも用は足りるのです。いまもシフトノブを残している理由としては、シフトノブへ慣れたユーザーの混乱を避ける狙いがある、と思われます。

 すでに、ホンダNSXやインサイトなどでは、プッシュ式シフトスイッチが採用されており、センターコンソール上にスイッチが並べられています。突起物がないことで、シフトノブがあった周辺のスペースに空きができています。

インサイトのシフトスイッチ。上から、「P」「R」「N」「D」「E-PKB」「ブレーキホールドスイッチ」と、一般的な順序でレイアウトされている
インサイトのシフトスイッチ。上から、「P」「R」「N」「D」「E-PKB」「ブレーキホールドスイッチ」と、一般的な順序でレイアウトされている

誰にでも使いやすいか、が課題

 クルマにあるスイッチ類や操作ノブの多くは、ジェスチャー操作やタッチパネル化に切り替えることが、技術的にそれほど難しいことではないのですが、それらの装置が誰にとっても使いやすい形に落とせるかかが大きな課題。なかには、物理的に触れるスイッチで残しておかなければならないものもあるでしょう。

 技術の進歩に、人類がどこまで順応できるか、新しい技術の登場が非常に楽しみですね。

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