マークXジオ、ムラーノ…もうすこしで主役になれたのに!!! 栄光なき名車たち10選

■トヨタ MR-S(1999~2007年)

 MR2の栄光を取り戻すために登場したMR-Sは、痛快な走りのミドシップを採用している。

トヨタ MR-S
トヨタ MR-S

 しかもロードスターと同じフルオープンの2シーターだから爽快感でも負けていない。

 エンジンは1.8Lの1ZZ-FE型直列4気筒ハイメカツインカムだ。VVT-iを採用しているから扱いやすかった。

トヨタ MR-S。それなりにスポーティな雰囲気のコックピット
トヨタ MR-S。それなりにスポーティな雰囲気のコックピット

 時代に先駆けてシーケンシャル5速MTを設定するなど、話題性も高かったが……。デザインがダサかったのかな!? 

●その時輝いていたライバル車/マツダ2代目ロードスター

マツダ2代目ロードスター。このカテゴリーには偉大な先駆者の後継が
マツダ2代目ロードスター。このカテゴリーには偉大な先駆者の後継が

●編集部からのコメント…近年、その走りの実力も再評価される傾向だが、デザインがダサかったのかな!? 

■トヨタ クルーガー(2000~2007年)

 カムリ系をベースに開発された初代ハリアーの兄弟車。

トヨタ クルーガー。正直、デザインもピリッとしてない感じがしないでもない
トヨタ クルーガー。正直、デザインもピリッとしてない感じがしないでもない

 クロカンSUV的なルックスで、エンジンは2.4Lの直列4気筒と3LのV型6気筒ハイメカツインカムを搭載した。デザインは野性的だが、得意とするのは舗装路だった。

 が、ハンドリングの洗練度や乗り心地はハリアーに及ばず、価格も安くはなかったから販売は低迷。

 ハリアーが2代目になってからは存在価値を失い、1代限りでお払い箱に!

●その時輝いていたライバル車/トヨタ 初代ハリアー

新ジャンルを開拓した偉大な初代ハリアー
新ジャンルを開拓した偉大な初代ハリアー

●編集部からのコメント…初代ハリアーはプレミアムSUVの開拓者的存在。兄貴が強力すぎたというのはあるけどね。

■マツダ ランティス(1993~1997年)

 ランティスはマツダ渾身の力作だ。デザインはスタイリッシュだし、インテリアも贅沢な仕立てだった。

マツダ ランティス。セダンとハッチバックが用意され、写真はハッチバック。これ用のマツダスピード製リアスポがカッコイイのだ
マツダ ランティス。セダンとハッチバックが用意され、写真はハッチバック。これ用のマツダスピード製リアスポがカッコイイのだ

 また、エンジンも上質なV型6気筒DOHCを主役とし、気持ちいい走りを見せる。フットワークも軽快で、ジャーナリストの評価は高かった。

 プリメーラの対抗馬として期待されたが、マツダの5チャンネル体制が不発に終わったことなどが足を引っ張り販売は低調に終わった。

 正直、もったいないクルマだ。

●その時輝いていたライバル車/日産 初代プリメーラ

欧州車的走りが高評価の初代プリメーラ(P10)
欧州車的走りが高評価の初代プリメーラ(P10)

●編集部からのコメント…一時社有車として編集部にも在籍。軽快に回るV6をMTで走らせるのは楽しかった。

■ホンダ 初代インスパイア(1989~1995年)

 アコードの上級ポジションを与えられてデビューしたのがインスパイア。

ホンダ 初代インスパイア。
ホンダ 初代インスパイア。

 ビガーの兄弟車として開発され、エンジンは異色の直列5気筒を縦置きに搭載する。和製アウディと呼べる大胆なメカを採用し、プロポーションも大胆だった。

 が、小型車サイズのなかに収めるのは無理があったし、取り回し性にも難がある。

 V型6気筒エンジンにワイドボディのディアマンテほど明快ではなかったので、販売は伸び悩んだ。

●その時輝いていたライバル車/三菱 初代ディアマンテ

逆スラントの顔も厳めしい、ディアマンテ
逆スラントの顔も厳めしい、ディアマンテ

●編集部からのコメント…インスパイアのエンジン縦置き、でもFFというのはホンダらしい変態ぶりでよかったけどね。

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