ヤリス VS プジョー208…ほか12番勝負!! 日本市場最強のトヨタは輸入車にも勝っているか?

■ヤリス VS プジョー208

ヤリス…全長3940×全幅1695×全高1500mm、車重1060kg。直3、1.5Lハイブリッド(91ps+モーター80ps)、WLTCモード燃費35.8km/L、213万円(ハイブリッドG)
ヤリス…全長3940×全幅1695×全高1500mm、車重1060kg。直3、1.5Lハイブリッド(91ps+モーター80ps)、WLTCモード燃費35.8km/L、213万円(ハイブリッドG)
プジョー208…全長4095×全幅1745×全高1465mm、車重1160kg。直3、1.2Lターボ(100ps/20.9kgm)、WLTCモード燃費17.9km/L、249万9000円(スタイル)
プジョー208…全長4095×全幅1745×全高1465mm、車重1160kg。直3、1.2Lターボ(100ps/20.9kgm)、WLTCモード燃費17.9km/L、249万9000円(スタイル)

 驚異的燃費のヤリスハイブリッド。とにかくコンパクト。ほとんど前席のこと以外考えてない。でも統計をとると7割以上ひとりで移動していることが判明。つまり、かなりの人がヤリスや208のサイズで充分と考えている。

 では、どちらが無駄省きのチャンピオンなのか? エンジンはヤリスが1.5L直3ハイブリッドで、208は1.2L直3ターボの8速ATだ。

 市街地などの実用域では電気モーターのアシスト鋭くヤリスの加速性能はかなり気持ちいい。208もいいけどキビキビ感はヤリス! しかも燃費がよくレギュラーガソリン。

 ただし、内外のデザインは208が圧倒! 特にコックピットのあの独特な世界観がたまらない。超ソフトなサスが病みつきになり、コスパなんかどうでもよくなる!

(TEXT/松田秀士)

●いいクルマ指数
・ヤリス…7
・プジョー208…8

■カローラスポーツ VS BMW1シリーズ

カローラスポーツ…全長4375×全幅1790×全高1460mm。直4、1.8Lハイブリッド(98ps+モーター72ps)、WLTCモード燃費30.0km/L、266万円(ハイブリッドG)
カローラスポーツ…全長4375×全幅1790×全高1460mm。直4、1.8Lハイブリッド(98ps+モーター72ps)、WLTCモード燃費30.0km/L、266万円(ハイブリッドG)
BMW1シリーズ…全長4355×全幅1800×全高1465mm。直3、1.5Lターボ(140ps/22.4kgm)、WLTCモード燃費13.7km/L、416万円(118i Mスポーツ)
BMW1シリーズ…全長4355×全幅1800×全高1465mm。直3、1.5Lターボ(140ps/22.4kgm)、WLTCモード燃費13.7km/L、416万円(118i Mスポーツ)

 レスポンスがよくないと評されてきたTHSが、ここまでよくなるとはビックリ。発売わずか1年で早くも改良されて走りもより洗練された。あとは直進性や操舵感や静粛性がもう少しよくなれば、けっこういいセンいくと思う。

 かたや1シリーズは、FFになって得たものよりも失ったもののほうが大きい感があるのは否めず。こちらも操縦性や音や振動など煮詰められておらず気になる点多し。現状は微妙にカローラに軍配だ。

(TEXT/岡本幸一郎)

●いいクルマ指数
・カローラスポーツ…8
・BMW 1シリーズ…7

■RAV4 VS ジープレネゲード

RAV4…全長4610×全幅1865×全高1690mm、車重1630kg。直4、2L(171ps/21.1kgm)、WLTCモード燃費15.2km/L、331万円(アドベンチャー)
RAV4…全長4610×全幅1865×全高1690mm、車重1630kg。直4、2L(171ps/21.1kgm)、WLTCモード燃費15.2km/L、331万円(アドベンチャー)
ジープレネゲード…全長4255×全幅1805×全高1695mm、車重1440kg。直4、1.3Lターボ(151ps/27.5kgm)、WLTCモード燃費17.3km/L、368万円(リミテッド)
ジープレネゲード…全長4255×全幅1805×全高1695mm、車重1440kg。直4、1.3Lターボ(151ps/27.5kgm)、WLTCモード燃費17.3km/L、368万円(リミテッド)

 どちらも都市型SUVだが、生い立ちはまったく逆だ。

 小柄で乗用車的でとっつきやすかったRAV4は、いつしか「トヨタブランドのクロスオーバーSUVを力強く牽引する」と位置づけられて、いかにもSUVな感じのクルマになった。それが功を奏して世界中で売れまくっている。

 かたやレネゲードは、もともと本格オフローダーを代表するブランドであるジープの一番下のエントリーモデルとして企画されたクルマ。これまで培ってきた絶対的なイメージを持つジープだからこそ、こうしてデザインで遊ぶこともできて、それがまた人気の大きな要因になっている。

 1.3Lターボも2WDと4WDでは全然違って、出力も違えばDCTとATという違いもあり、ドライバビリティは圧倒的に4WDが上。未舗装路では見た目とは裏腹にけっこうガチな走破性を披露するのも侮れない。

 そんな感じでレネゲードもかなり健闘するが、ハンドリングや快適性や実用性などクルマとしての基本性能や作り込みはやっぱりRAV4に軍配だ。特にアドベンチャーのコスパの高さには感心する。

(TEXT/岡本幸一郎)

●いいクルマ指数
・RAV4…9
・ジープ レネゲード…7

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