ヤリス VS プジョー208…ほか12番勝負!! 日本市場最強のトヨタは輸入車にも勝っているか?


■C-HR VS DS3クロスバック

C-HR…全長4385×全幅1795×全高1550mm、車重1440kg。直4、1.8Lハイブリッド(98ps+モーター72ps)、WLTCモード燃費25.8km/L、304万5000円(ハイブリッドG)
DS3クロスバック…全長4120×全幅1790×全高1550mm、車重1280kg。直3、1.2Lターボ(130ps/23.5kgm)、WLTCモード燃費18.2km/L、426万円(グランシック)

 今日のSUVは、カッコよさと実用性を両立させて人気を高めた。特にC-HRとDS3クロスバックは、デザインの楽しさを大切にしている。

 C-HRも外観はスポーティで個性的だが、真横から見た時の姿などは、DS3クロスバックのセンスに負ける。C-HRの外観は、塊感を伴う正統的なカッコよさだが、DS3クロスバックには絶妙に崩した遊びもある。

 DS3クロスバックでは、インパネを筆頭に内装も遊んでデザインされたが、悪ふざけには陥っていない。対するC-HRは、視認性や操作性は優れているが、デザインは平凡だ。

 C-HRの外観は、DS3クロスバックほどではないものの相応に踏み込んだのに、内装では全然遊んでいない。そして外観は乗員から見えないので、運転中のC-HRは普通のSUVだ。

 その点でDS3クロスバックなら、常に個性的なクルマに乗っている実感を味わえる。愛車で出かける時は、服装にもこだわりたい気分にさせる。

 この2車種にとって、機能以上に大切なデザインで、DS3クロスバックはC-HRの先を走っている。

(TEXT/渡辺陽一郎)

●いいクルマ指数
・C-HR…5
・DS3クロスバック…8

■クラウン VS ベンツEクラス

クラウン…全長4910×全幅1800×全高1455mm、車重1770kg。直4、2.5Lハイブリッド(184ps+モーター143ps)、531万9000円(ハイブリッドRS)
ベンツEクラス…全長4940×全幅1850×全高1455mm、車重1720kg。直4、1.5Lターボ(184ps/28.6kgm)、WLTCモード燃費13.1km/L、769万円(E200スポーツ)

 現行クラウンは、レクサスLSと共通のプラットフォームを使い、以前に比べて走行安定性を向上させた。操舵した時の反応も正確になった。

 その代わり柔軟な乗り心地は失われた。以前のクラウンでは、時速120km程度を上限にこの上なく安楽に移動できることが強い魅力だったが、ユーザーの若返りを目的に手放した。

 その結果「ベンツみたいなクラウン」になった。これではベンツではない日本のクラウンを選ぶメリットが得られない。クラウンの購買層は中高年齢層で、予算にも余裕があるから、本家本元のメルセデスベンツEクラスを買う。

 あるいは以前のクラウンの安楽さをアルファードに見出す。最近はヴェルファイアの売れゆきが下がり、アルファードが1カ月に1万台前後を登録する。この売れゆきは、クラウンの黄金時代だった1990年代の前半と同等だ。

 優れた走行安定性も大切だが、それと併せてクラウンには、Eクラスよりも安楽な乗り心地が不可欠だ。客観的に見ればクラウンは優れたクルマに成長したが、それが「いいクラウン」とはかぎらない。

(TEXT/渡辺陽一郎)

●いいクルマ指数
・クラウン…7
・Eクラス…8

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