1980年~1990年代の日本のクルマ史において勃発したのが「280psバトル」だ。
行政指導によって日本国内の自動車用エンジンに最高出力規制(280ps)が設けられたのが1989年。交通事故での死者数増加に伴う規制で、日産がカタログスペック300psのモデルを発売しようとしていたことに端を発する。
規制値を超える出力のモデルが型式認定されなくなってしまった状況の中で、しかしその規制ギリギリまで到達する「馬力王」たちが続出することになる。
与えられた限界の中で花開いた、そんな9台のクルマをご紹介。
※本稿は2021年4月のものです
文/長谷川 敦、ベストカー編集部 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年5月10日号
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