秋の行楽はこれで決まり!!! 独断で選ぶ「神7」もご紹介 カーマニアのための「現存天守閣」12城ガイド

■第3位 備中松山城(岡山県)

●険阻! 現存天守唯一の山城

 本物志向のお城ファンは、たいてい山城ファン。

 備中松山城は、現存天守唯一の山城なのだから、それだけでもう、上位に入れないわけにはいかない!

 備中松山城天守が維新後も残ったのは、あまりにも険阻な山上ゆえ、解体の費用が出せなかったからなのだ。

第3位 備中松山城(岡山県・area1964@Adobestock)
第3位 備中松山城(岡山県・area1964@Adobestock)

 天守そのものは、現存天守最小クラスだが、険阻な山上にあり、登城の道中には、『真田丸』のオープニングに使われた、素晴らしい石垣も残る。

 天守までたどり着けば、その小ささがかえって尊く感じられる。

 また、秋から冬にかけては、平地に霧が立ちこめる朝、雲海に浮かぶ「天空の山城」の景色を、隣接する山上から眺めることも可能だ。

●クルマに例えればスズキ ジムニー!

備中松山城をクルマに例えるならスズキ ジムニー! 険阻な山上に築かれた小さな天守と言えば、名車・ジムニー以外にあり得ない!
備中松山城をクルマに例えるならスズキ ジムニー! 険阻な山上に築かれた小さな天守と言えば、名車・ジムニー以外にあり得ない!

●備中松山城へのアクセス…最寄りは岡山自動車道・賀陽IC。登山道の途中に駐車場があり、週末はシャトルバスで登城口へ。そこから徒歩。

■第4位 高知城(高知県)

●質朴にしてすべてを兼ね備える

 高知市中心部に築かれた平山城。市の中心部とはいえ、周辺にはのどかな雰囲気が漂い、それだけで癒される。さすが南国土佐。

第4位 高知城(高知県・M・H@Adobestock)
第4位 高知城(高知県・M・H@Adobestock)

 石垣や門は質朴にして重厚。天守は国宝ではなく重要文化財指定だが、本丸の建造物がすべて残っており、近世城郭を味わうには絶好だ。

 本丸御殿が現存しているのは、全国でも高知城だけ。本丸では、濃厚なタイムスリップ感を味わえる。

 天守は4層6階、高さ18.5m。天守台の石垣がなく、本丸御殿と同じ平面にあるせいか、どことなく親しみやすい。6階部に巡らされた高欄は古風で、眺めも素晴らしい。

●クルマに例えれば…BMW!

高知城をクルマに例えるならBMW! 中規模ながら、天守だけでなく本丸御殿や多聞、門などが残る。これぞ万能のスポーツセダン!
高知城をクルマに例えるならBMW! 中規模ながら、天守だけでなく本丸御殿や多聞、門などが残る。これぞ万能のスポーツセダン!

●高知城へのアクセス…高知自動車道・高知ICから約15分。周辺に有料駐車場あり。

■第5位 姫路城(兵庫県・国宝)

●あまりにも偉大な天守の代名詞

 5位にランキングしたのは、単なるマニアのひねくれに過ぎない。

 姫路城は、圧倒的な規模や歴史的・文化的価値を持ち、また現存天守として唯一の世界遺産でもある。

 戦前は名古屋城と並ぶ「2大現存天守」だったが、名古屋城天守が戦災で焼失したことから、唯一絶対的な存在となった。

第5位 姫路城(兵庫県・国宝・ Akihito Kariya@Adobestock)
第5位 姫路城(兵庫県・国宝・ Akihito Kariya@Adobestock)

 ただ、7年前に完成した「平成の大修理」によって、天守の白壁は輝くように白くなり、まるで新築。綺麗すぎて風情に欠ける。あまりに観光客が多いことも、マニア的にはマイナスだ。

 もちろん「姫路城を見ずして天守を語るなかれ」ではあるが。

●クルマに例えれば…ランボルギーニ!

 姫路城をクルマに例えるならランボルギーニ! あまりにも華やかなその姿は、シザースドアを開けたカウンタックのようだ!
 姫路城をクルマに例えるならランボルギーニ! あまりにも華やかなその姿は、シザースドアを開けたカウンタックのようだ!

●姫路城へのアクセス…姫路駅の北約1km。周囲には駐車場があるが週末は満車になることも。最寄りICは山陽自動車道・山陽姫路東IC。

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