■チーズとろける熱々がたまらない!『キッチン谷沢(たにざわ)』@高田馬場
オーブンから出したばかりの焼き立てを鉄板に乗せソースをかけると、湯気がもうもうと立ち上った。ふぅふぅしながら熱々に挑めば、パテに仕込んだ上質な国産牛の脂が溶け出す。
じゅわ〜と染み出た肉汁に、チーズのコクが絡み合う。わんぱくな旨さは子供だって大人だってみな大好物だ。
ジャンボ・ハンバーグステーキセット 1400円(昼は1200円)
店主の谷澤さんは、親戚が営む洋食店や『肉の万世』で料理を学び、50年近く前にこの場所で独立した。76歳となった今もバリバリの現役だ。
メインの料理はむろんのこと、ツヤツヤのご飯に、厚削りのカツオ節でダシをとった味噌汁、女将さんが手作りする漬物と、すべてに手を抜かない姿勢にも感服!
[住所]東京都新宿区高田馬場2-2-15
[電話]03-3208-7610
[営業時間]11時半〜14時(13時45分LO)、17時半〜21時(20時半LO)
[休日]日
[交通]地下鉄東西線高田馬場駅7番出口から徒歩4分
■スパイシーなパテとソースの仲良しタッグ『レストラン喫茶 ロゼ』@吉祥寺
レストラン喫茶、いい響きじゃないですか。お茶だけでもいいし、いつでもしっかり食事もできる。マスターの深山さんはデパート食堂のコックを経て昭和58年にこの店を開いた。
その頃よりも品数をだいぶ減らしたと言うけれど、それでも家庭的な炒め物の定食に、スパゲティ、ピラフと目移りするほどある。
ハンバーグも昔からあるメニューで、まったりとしたデミグラスと黒胡椒を効かせたピリッとスパイシーな合挽きパテが抜群のコンビネーション。付け合わせが野菜炒めってところもほっこりする。
そんな手作り感満載の料理と、昭和レトロな店内の風情を目当てに今じゃZ世代も大勢やってくる。
[住所]東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-1 2階
[電話]0422-21-7572
[営業時間]11時〜21時(20時半LO)
[休日]火
[交通]JR中央線ほか吉祥寺駅中央口から徒歩6分
『おとなの週末』2023年10月号より
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