1車種減ったルーミー/トール/ジャスティ3兄弟に追いつけるか?
両側スライド開閉方式のトールワゴンはソリオが開拓したパイオニアだった。しかし、デビュー1年3ヵ月後の2016年11月9日にダイハツがトールを発売、トヨタへルーミー/タンク、スバルにジャスティとしてOEM供給したことで、ソリオの影が薄くなり、販売で大きく差をつけられた。
2020年9月15日には、トヨタのタンクが廃止され、ルーミー/トール/ジャスエィの3車種となった。これら3兄弟に対して、3代目ソリオの登場で、どこまで復権できるか注目される。
現行モデルはすでに2020年9月中旬現在、在庫一掃セールがスタートしている。ボディカラーのクラレットレッドメタリック、ファーベントレッド、スピーディブルーメタリックはひと足先に廃止となった。
売れ筋モデルのソリオバンディットハイブリッドMVの見積書をとったが値引き額は下取り車なしで25万円程度だった。
新型になれば、車両価格が10万円程度アップし、値引きは逆に10万円前後に引き締められる見込みである。
2020年1~6月の新車販売台数ではルーミーが3万7622台、タンクが2万8458台、ソリオが1万9464台。
直近の8月の販売台数ではルーミーが5617台、タンクが2792台、トールが103台、ソリオが2770台。
ソリオは3代目となって、この差を詰められるのか、見ものだ。
証言1:首都圏スズキアリーナ店営業担当者
「ソリオは現行モデルでも人気が高かったが、モデルが古くなったので、ライバル車との競合では最近、負けるケースが目立ってきた。
新型になれば商品力は大幅に向上するので、販売、人気は一挙に回復すると期待している。10月になれば具体的な商品概要が判明し、事前の予約ができるようになると予想している」。
コメント
コメントの使い方