グレード展開も判明! 価格は約20万円アップ!
グレード展開は上からプレイ、Z、Xの3タイプでパワーユニットとの組み合わせはプレイがハイブリッドのみ、メインのZはハイブリッド&ガソリンNA、XはガソリンNAのみであり、ハイブリッドを中心とした販売を想定したラインナップとなる。
プレイは最上級バージョンで専用の2トーンカラー、サンルーフやアルミホイールなどの装備を充実。プレミアム&カスタムバージョンの「モデューロ」は1年後に追加設定されるものと思われる。
ハイブリッドユニットは従来の1モーター2クラッチ方式からフィットに採用されている2モーター&リチウムイオンバッテリーの組み合わせによる改良型に切り替えられ、低燃費&高性能の高次元での両立を図る。ボディカラーはプレイ以外だとモノトーンのみで7色を用意する。従来の9色態勢から若干絞られる。
安全パッケージの「ホンダセンシング」はフィット並みかそれ以上の進化デバイスを標準装備させる。新型カメラによる障害物検知機能の向上、前後誤作動防止機能、自動ブレーキの精度改善などを図る。カーナビは従来の最大8インチから9インチに拡大、7、8インチからも選べるようにする。
車両本体価格はハイブリッドユニットの改良、上級シフト、クオリティアップなどによって約20万円の値上げとなる見込み。
フィット、オデッセイ、N-ONEなどのように新型車発売後3ヵ月間は受注ピッチにスタートダッシュをつけるために、1.9%の特別低金利による残価設定クレジットを設定する見込みである。3月下旬にも車両本体、オプション&付属品の価格を決めて先行予約の受付をスタートさせる。
従来モデルはファッショナブルなクーペスタイルSUVのパイオニアとして一世を風靡したが、モデルの陳腐化とその後登場したトヨタC-HRやマツダCX-3、ヤリスクロスなどのライバル車の登場で、次第に影が薄くなっているがいまだに人気は高い。
新世代モデルの投入で月販5000台以上をコンスタントに販売し、同クラスのトップブランドの奪還を目指すものと思われる。
従来モデルは今年に入って次第にグレード、ボディカラー、オプション&付属品の在庫が絞られるようになっている。2021年2月中旬あたりにはオーダーストップになり、在庫一掃セールをスタートさせる方向にある。
2020年1月下旬に、首都圏にあるホンダカーズ店で売れ筋グレードのFF、ハイブリッドZ、プラチナホワイトパール(車両本体価格279万8686円)にナビ、ボディコート、ドライブレコーダー、ETCなど約50万円のオプション&付属品を付けて見積もりをとってもらったが、法定、法定外費用を含めて350万円弱になった。
値引き額は下取り車なしで30万円の提示があった。新型になると約20万円の値上げに加えて、15万円程度の値引きに引き締められるので、同じグレードでも35万円以上の負担増になるはずである。
証言1:首都圏ホンダカーズ営業担当者(メーカー資本店)
「今年のホンダにおける新型車の有力モデルはこの新型ヴェゼルだけなので頑張って売っていきたい。当面は従来ヴェゼルの代替えとそのライバル車であるC-HRやCX-30のユーザーがターゲットとなる。ネットなどで情報が流れているので、すでにお客さんからの問い合わせがたくさん来ています。
次期型はハイブリッドモデルがメインになるようだ。従来の1モーター2クラッチ方式から2モーターになるので、特に燃費よりも走り重視の仕立てになるはず。クオリティアップして上級にシフトしているので、同クラスのライバル車だけでなく、ハリアーあたりとの競合も想定している」。
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