■アメリカ市場で「トヨタ セリカ」復活の情報あり!! その正体は ?
本誌スクープ班の元にトヨタ関係者から「北米でセリカの商標が申請されています」との情報が寄せられた。国内でセリカがモデル消滅して15年、北米ではセリカの事実上の後継モデルとして存在した「サイオンtc」も2016年をもって販売を終了している。
これが何を意味するのか!? もっとも可能性が高いのが、スバル『BRZ』との差別化を狙い開発中の2代目『86』が北米では『セリカ』の名称で販売されるということだ。
そのいっぽうで、北米でサイオンブランド廃止後『サイオンFR-S』から『86』に名称を変更し、引き続き高い人気を誇っている車名を変更する必然性はないという声もあり、『セリカ』はまったく新しいスポーツモデルの車名になるという情報もあるのだ。
その根底にあるのが、本誌2020年9月26日号でお伝えした、元トヨタの開発エンジニアで、スープラ開発ではアシスタントチーフエンジニアだった人物による「スープラの次はMR2とセリカ」という発言。
その人物の発言は古いもので、その後の取材で現役関係者は「その人物の言うMR2はマーケティング面の判断から凍結し、別企画が進行中」と証言している。現在開発が進められるMR2は、1000万円級のミドシップスポーツだというが、これとは別の『セリカ』も「ある」というのが最新情報。
トヨタは今後、ピュアEVを含めた「電動化」をさらに加速させていくことになる。MIRAIに代表される燃料電池車(FCEV)やハイブリッドパワーユニットで培った電動車制御技術に知見は高く、特にピュアEVはパーソナルモビリティの分野で推し進めていくことになる。これにはe-RACERのようなスポーツカーの可能性もある。
“次期型セリカ”の具体像はまだ見えないが、こうした電動化とスポーツカーの新しい価値観が提案される方向に動いていることは間違いない。
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