■エンジンはスズキが主導 各社の得意分野を生かし開発を進める
具体的には、ヤリス系のGA-Bプラットフォームのフロントサスペンションを活かしながら、Aピラー以降は完全新設計としてミドシッププラットフォームを新開発。
トヨタのTNGA知見に加え、ダイハツやスズキの軽自動車開発での「小さいクルマ」開発の技術が生かされる。
特にスズキの軽量化技術は大きな資産で、トヨタとしてもスズキに大きな期待を寄せているという。
また、ダイハツが得意とする樹脂外板技術も生かされる。軽量化につながるだけでなく、三社オリジナルのエクステリアを作り上げる際にも役立つ。
外板用プレス金型を必要としないため、生産コストの大幅低減にもつながるはずだ。
現行型コペンではこの樹脂外板を活かしたエクステリアチェンジが可能だが、この経験が生かされることになる。
パワーユニットは、「1Lクラスのハイブリッド」が初期段階でのプランニングだが、スズキがパワーユニット開発に大きくかかわる方向で話が進んでいるという。
スズキにはクロスビーに搭載する直3、1Lターボがある。1Lターボといえば、ロッキー/ライズに搭載されるダイハツ製の3気筒もあるが、これも基本設計は古い。
また一方でスズキにはスイフトスポーツの直4、1.4Lターボがあり、次期型では48Vマイルドハイブリッド化されるとの情報だが、これを搭載すると、当初のコンセプト「リッターカークラス」から大きく外れてしまう。
やはり、スズキの1Lターボをベースにマイルドハイブリッド化して搭載するというのが現実的だろう。
■さらに「GR」の設定も視野に!!?
その一方で、トヨタはGRブランドでよりスポーツ性を高めたバージョンの設定を考えているという情報もある。
エントリーとして1Lターボマイルドハイブリッドを置き、GR仕様には先日豊田章男社長が明らかにした、来年のST-Qクラスに参戦するGR86に搭載する直3、1.4Lターボ(レース用は合成燃料対応)を搭載するというのだ。
当然、足回りなども、ハイパワー化に合わせた専用チューニングとなり、外装も専用となる。
LFAをフラッグシップとしたトヨタスポーツモデルフルラインナップに向けて、ダイハツ、スズキとの協業でスタートしたエントリースポーツモデルは、「買いやすい価格」とすることで「クルマ好き」の裾野を広げることが最大の狙い。
ベーシックモデルは200万円台前半での市販を目指すことになる。
続報をお伝えするのが楽しみだ…!!!!!
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