カーボンニュートラル実現に向けた選択肢の1つとして、BEVの拡充を進めている各自動車メーカー。それはスポーツモデルも例外ではない。国内各メーカーが開発中のスポーツBEVの情報も続々と入ってきた。その中から国産ビッグ3が水面下で進めているハイパーBEVスポーツの計画を考察する。
※本稿は2023年2月のものです
文、予想CG/ベストカー編集部、写真/トヨタ、日産、ホンダ
初出:『ベストカー』2023年3月10日号
■BEVスポーツの覇権を握るのは誰だ?
ホンダの最新情報はコンパクトスポーツだったが、これは例外とも言えるもので、国産各社が計画しているBEVスポーツは高価なハイパワー車が中心。
現状、コスト高のBEVでは富裕層相手のビジネスのほうが成立しやすいという事情もあるし、純粋に技術力の高さをアピールしやすいという面もある。
コメント
コメントの使い方CAFE対応で燃費の悪くなりがちなスポーツタイプからEVになっていくでしょうね。
実用性の高い車だと充電の問題がネックになりますが、趣味性の高い車ならそこも大きな問題になりにくい。
さらにスポーツタイプの趣味性の高い車なら高価格帯なので、高価なバッテリーもたくさん詰め込めます。
鼓動の無いスポーツカーが当たり前になる時代がすぐそこにあるという現実。
だからこそ今なら国内で買える、直6やV8の貴重さと、シビックやGRヤリスやBRZなどのスポーツ車専用エンジンの贅沢さが際立ちます。
それらは今後、さらに希少なものになっていき、近い将来、’20前半は非常に恵まれた時代だったと振り返られるようになるでしょう。